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国内最高峰・外洋ヨットレース「パールレース」51艇、江の島目指してスタート

国内最高峰・外洋ヨットレース「パールレース」51艇、江の島目指してスタート

国内最高峰・外洋ヨットレース「パールレース」51艇、江の島目指してスタート

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 国内最高峰の外洋ヨットレース「パールレース」が7月29日、志摩ヨットハーバー(南伊勢町)を拠点に51艇が五ヶ所湾口をスタートした。

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 日本セーリング連盟、JSAF外洋東海、外洋湘南の共同主催による同レースは、今年で57回を数える。コースは、伊豆諸島東京都の利島(としま)を反時計回りでターンし、神奈川県江の島の白灯台付近に設置したフィニッシュラインを目指す180マイル(約300キロ)。早いものは、翌日の夕方ごろにゴールする。

 参加51艇(参加クルー合計405人、平均年齢52.2歳)は11時の号砲を合図に、ダブルハンド(2人乗り)部門4艇と一般部門IRC47艇が一斉にスタート。大海原に向かって風を切った。この日スタート時の天気は晴れ、風は南東4~5メートル。

 参加艇の中には「リタイアして70歳になるからヨットレースを始めるか!」と夢に向かってチャレンジするオーナー古山哲さん(現在69歳)の「SeedV(シード5)」や元東京都知事の石原慎太郎さんがオーナーの「CONTESSA XIII(コンテッサ13世)」も参加。

 河内道夫大会実行委員長は「1991年(32回)大会では参加185艇(1,520人)だったが、今年50艇を超えたので、経済も回復傾向が見れれるのかも…。に比べればまったく及ばないが、年々参加艇が増えていることはうれしいこと。『冒険』にチャレンジする人がもっと増えれば」と話す。

 松阪市出身の坂谷定生大会会長は「1960年第1回大会は江ノ島から鳥羽を目指した。その時ミキモト真珠島(鳥羽市)から純銀の優勝カップをいただいた。パールレースはそのカップの争奪を競って半世紀以上続けられている伝統あるヨットレース。現在はカップに刻印ができなくなったために2001年から新たなカップで歴史を刻んでいる。どのチームにこのカップが行き渡るのか楽しみ」と話す。

 タイムリミットは31日14時。31日には、江の島ヨットハウスでフェアウエルパーティーを開催。参加艇の現在地をパールレースのホームページでも公開している。

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