志摩市観光協会(志摩市阿児町鵜方、TEL 0599-46-0570)が主催する「志摩の海女」大撮影会・写真コンテストが9月16日、17日、志摩市志摩町御座地区で開催された。
同撮影会は志摩市合併から今回で3回目、旧志摩町観光協会主催の時から数えると28回目になる。もともと志摩町出身の写真家、故・浦口楠一さんらが志摩の海女をモデルに写真大会を開こうとスタートしたのがきっかけ。今では黒のウエットスーツ姿がほとんどで、昔のような白の磯着姿の海女を見ることが珍しくなったこともあり、全国からカメラマンが詰めかけるようになっている。
この日は大分県や福岡県、茨城県や群馬県からの参加者や、名古屋からの宿泊ツアーバス2台(合計60人)も参加した。16日は漁村を背景にした海女のモデル撮影と夕日や漁火を背景にした浜辺での撮影。17日午前は御座港で海女漁の作業風景を、午後からは御座白浜での浜歩きや焚き火にあたるシーンなどを撮影した。
全日本写真連盟(全日写連)中部本部の浅川周三事務局長は「朝は雨が降っていたので天気を心配したが、その後快晴になって最高の大会になった。海女さんたちがカメラマンの要望にも快くポーズをとってくれたおかげで参加者からは満足の声が多かった」と話している。
優秀作品にはグランプリの志摩市長賞1点=賞金20万円、海女大賞1点=賞金10万円、など副賞も豪華な内容になっている。応募は1人5点まで。応募料(全日写連会員=1,000円、一般=1,500円)を支払い10月10日必着で受け付けている。問い合せは全日写連中部本部事務局(愛知県名古屋市、TEL 052-221-0304)まで。