米国の認証機関Underwriters Laboratories Inc.(UL)の日本法人であるUL Japan(伊勢市朝熊町)は1月1日、世界中の試験認証サービスの提供を主事業とする新たな組織としてGlobal Market Access(GMA)部を開設した。
ULは、米国において100年以上にわたってさまざまな製品の安全性チェックと管理を行う世界でもっとも長い歴史のある認証機関で、同社はその日本法人。一般的に「ULマーク」と呼ばれ、製品として安全かどうかの認証チェックを行い、安全であると確認された電化製品などに「お墨付き」を与えるサービスを行う。米国ではULが認証した規格(UL規格)を安全規格の最高権威として認めて、消費者は「安全の目安」に「ULマーク」を指標とする。
新たに開設されたGMA部は、米国の「ULマーク」に限らず、日本の電気用品安全法に基づいた「Sマーク」「PSEマーク」、消費生活製品用製品安全法に基づいた「PSCマーク」や、中国の「CCCマーク」、ロシアの「GOST-Rマーク」、欧州の「CEマーク」など、国際的に世界中のさまざまな規格の試験認証サービスを包括的に提供する。
同部の部長には、1989年から同社の前身であるエーペックスインターナショナルに勤務し、現在まで海外と国内製品安全評価業務に携わってきた三重県出身の大川守さんが就任した。
UL主催のスピーチコンテスト(伊勢志摩経済新聞)伊勢の認証機関、自動車版ISOの審査登録で国内1位(伊勢志摩経済新聞)UL Japan