「絵はがき」600枚で昭和にタイムスリップ-ミキモト真珠島で企画展

ミキモト真珠島で開催中の特別企画展「絵はがきワンダーランド-伊勢・鳥羽・志摩の想い出」

ミキモト真珠島で開催中の特別企画展「絵はがきワンダーランド-伊勢・鳥羽・志摩の想い出」

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 ミキモト真珠島(鳥羽市鳥羽、TEL 0599-25-2028)は、特別企画展「絵はがきワンダーランド-伊勢・鳥羽・志摩の想い出」を開催している。会場は、真珠博物館1階企画展示室。

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 同展は、昭和初期から現在までに伊勢志摩地域で「お土産物」として作られた「絵はがき」600点以上を展示。「絵はがき」の歴史からひもとき、観光地として発展した伊勢志摩地域で作られたものを「コピーがユニークなもの」「海女をモデルにしたもの」「名所・名産」「宿泊施設の宣伝用」などテーマ別に分類している。

 戦時中に作られたものには「戦線へのお便りに」「慰問袋に」などの絶妙なコピーが付けられているものや、この地域の宿泊施設の広告宣伝用には新築の外観を写したものが多くあり、今も営業する宿泊施設と比較することができる。そのほか、今では現存しない1974年に火災で焼失した「日和山エレベーター」や、第二次世界大戦前に営業していたが資材供出のため撤去された「二見にあったロープウエー」、1925年(大正14年)に開通し当時東洋一のこう配を誇った登山鉄道「朝熊山のケーブルカー」を写す絵はがきなどが展示されている。

 4月6日まで。

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