ミキモト(東京都中央区)は1月25日、今年が創業者・御木本幸吉の生誕から150年目に当たることを受け、インターネット上に「御木本幸吉生誕150年記念」サイトを立ち上げた。
1858年(安政5年)1月25日生まれの御木本幸吉は、鳥羽の相島(おじま、現在の御木本真珠島)で試行錯誤を繰り返しながら真珠養殖の研究を重ねていた。1893年(明治26年)に世界で初めて半円真珠の養殖に成功し、その後真円真珠の養殖にも成功すると、「真珠」を通して真珠養殖業を地元に定着させ「地場産業」に、日本におけるアクセサリー、ジュエリーへの関心を高め「宝石産業」に、そして「真珠」を日本を象徴する宝石として「真珠産業」へと発展させた。
同サイトは「世界中の女性を真珠で飾りたい」と夢を持ち実現させた御木本幸吉の成功までの軌跡や生涯を分かりやすく解説する。
サイト開設に合わせ同社では、「御木本幸吉生誕150年記念」商品として、リボンを結んだようなデザインのパールネックレス(262,500円)、クラスプに特徴のあるパールネックレス(241,500円)、胸元でV字のラインを描くパールネックレス(220,500円)を新発売。
そのほか記念事業の一環で、社会貢献事業として「御木本幸吉生誕150年記念チャリティー協賛企画」を通じて、環境保護や自然保護を訴える活動を展開するとともに、昨年から福岡県新宮町の相島(あいのしま)での真珠養殖事業の継続を行う。そのほか文化事業として、「真珠と女性」をテーマにした写真展の開催や御木本幸吉に関する書籍の出版なども予定。
「御木本幸吉生誕150年記念」商品はインターネットと同社直営店などで販売。広域伊勢志摩圏内では御木本真珠島(鳥羽市鳥羽、TEL 0599-25-2028)で購入できる。
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