![伊勢志摩の首長、香港へ 現地旅行会社EGLツアーズ訪問しトップセールス](https://images.keizai.biz/iseshima_keizai/headline/1739585000_photo.jpg)
伊勢志摩観光コンベンション機構(伊勢市二見町)は2月21日~23日、伊勢志摩地域への誘客を促進するため香港を訪問し、香港最大の旅行会社「EGLツアーズ」の周年イベントに参加し、伊勢、鳥羽、志摩の3市長によるトップセールスを行う。
昨年9月に「EGLツアーズ」の袁(えん)文英社長を招き「伊勢志摩インバウンドシンポジウム2024」を開催したことがきっかけで、伊勢志摩と香港、同社との連携強化を図るため、鈴木健一伊勢市長、中村欣一郎鳥羽市長、橋爪政吉志摩市長と弓場悟南伊勢町観光商工課長、地元観光関係者らで計26人が訪問団を組織しPR活動を展開する。現地では同社の39周年事業への参加や現地関係者との意見交換、香港旅行博覧会の視察のほか、日本総領事館を訪問する予定。上村久仁南伊勢町長は公務のため欠席。
JNTO香港事務所よると、香港は人口約750万人に対し、訪日客数約229万人。人口あたりの訪日客数の割合は30.5%になる。同機構事務局長の川上茂さんは「訪日客に占める訪日回数2回以上の割合も高いが、10回以上のヘビーリピーターは31.1%とさらに高い。他国と比べ圧倒的に高く、伊勢志摩にとって香港は台湾に次ぐ大きなマーケット」と説明する。
同機構会長の橋爪志摩市長は「香港で3市の首長がトップセールスをすることはとても有効的。同社との連携強化を図っていきたい。日本総領事館も訪れ、大使に集客の後押しを依頼したい。伊勢志摩地域の宿泊施設や豊な食文化などをPRしていきたい」と意気込む。
3市の市長は2023年秋にもフランスを訪れ、観光PRを展開している。