俳優で映画監督のクリント・イーストウッドさんの長男でジャズベーシストのカイル・イーストウッド（Kyle Eastwood）さんらが10月22日、賢島の志摩観光ホテル（志摩市阿児町）でジャズライブを行う。

第1回ジャズフェスの様子　志摩観光ホテルのガーデンにて

　同ライブは、「ジャズファンにとって、毎年賢島に来ることが楽しみになるように」と2016（平成28）年にG7伊勢志摩サミットが開催された同ホテルを舞台に、2019年に初めて「みなとオアシス 志摩ジャズフェスティバル」として開催。毎年の開催を計画していたが、その後すぐコロナ禍となり、翌年の開催がかなわなくなった。昨年7月、ようやく「伊勢志摩ジャズフェスティバル」と名称を変え開催が実現した。

　「伊勢志摩Jazz Festival 2025 Kyle Eastwood Quintet Japan Tour」と銘打った同フェス3回目の開催に向けては、第1回から活動するジャズピアニストのMasaco西嶋さんらが中心となった実行委員会で準備を進め、今回からブルーノート・ジャパン（東京都港区）が協力者に入った。

　カイル・イーストウッドさんは、映画「硫黄島からの手紙」（2006年）、「グラン・トリノ」（2008年）などの作品に楽曲を提供し、コンポーザーとしても活躍。今回来日するメンバーは、Kyle Eastwood（カイル・イーストウッド）さん（ベース）、Andrew McCormack（アンドリュー・マコーマック）さん（ピアノ・キーボード）、Quentin Collins（クエンティン・コリンズ）さん（トランペット）、Brandon Allen（ブランドン・アレン）さん（サックス）、Chris Higginbottom（クリス・ハイギンボトム）さん（ドラム）。当日の演奏後、メンバーはブルーノート東京（東京都港区）で23日～25日の3日間演奏する予定。

　西嶋さんは「今回、カイル・イーストウッドさんが賢島で演奏してくれることになった。当日の演奏も今からとても楽しみでワクワクしている」と話す。「当フェスが回を重ね、やがてアメリカのニューポートやモントレーなど海辺のリゾート地で行われているジャズフェスティバルのような、世界からお客さまを呼べるようなフェスになれば。ぜひとも一緒に地域を盛り上げていただければ」と呼びかける。

　15時30分開場、16時開演（17時30分終演予定）。チケットは、S席＝1万2,000円、一般席＝9,000円。演奏会場でのドリンクバー付きは3,000円追加、上演後に同ホテルレストラン「ラ・メール」でのディナー付きは3万6,000円。