伊勢神宮の社殿や神宝などを20年ごとで新調する第62回式年遷宮を2013年に控え、伊勢神宮・内宮の五十鈴川にかかる宇治橋の架け替えに伴う修造起工式が7月26日、宇治橋の守護神・饗土橋姫(あえどはしひめ)神社と仮橋の架かる宇治橋西岸祭場で執り行われた。
純和風木造橋の宇治橋は、長さ101.8メートル、幅8.4メートル。長さ4.2メートル、幅36センチ、厚さ15センチのヒノキの渡り板600枚を「すりあわせ」とよばれる船大工独得の造船技術で並べ、橋脚は水に強いケヤキ材3本立13組を使用、そのほか擬宝珠(ぎぼし)16基が取り付けられる。来年秋までの完成を目指して工事を進め、新橋完成までは仮橋を建設して代用する。
起工式には、鷹司尚武大宮司ら約90人が参列、五十鈴川を挟んで内宮の対岸にある饗土橋姫神社の神前に神饌を供え、工事の安全を祈る祝詞を奏上、その後仮橋の架かる位置にある祭場で橋杭を打ち固める儀式が行われた。
2009年11月3日に「宇治橋渡始式(うじばしわたりはじめしき)」が実施される。
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