近畿日本鉄道（大阪市）の伊勢志摩PR用のテレビCMやポスターで、伊勢神宮、海女小屋、英虞湾が紹介されている。

「えらいこっちゃ」に反応し、最高の笑顔で振り向く竹下景子さん。

　同社では、竹下景子さんをイメージキャラクターに起用し、「伊勢志摩」「奈良大和路」「名阪特急」をテレビ、新聞、雑誌、ポスター、パンフレット、ホームページで広告宣伝する。

　テレビCM（伊勢志摩シリーズ）は6月27日～7月18日の期間スポットで放映したほか、三重テレビの番組「ええじゃないか」（毎週水曜22時15分～23時15分）の番組前後に30秒CMを放送、奈良テレビ「天気予報」（月曜～金曜22時55分～、土曜22時25分～、日曜22時35分～5分間）番組直後に30秒CMを流す。同社ホームページでは過去のテレビCMとともに、撮影秘話が聞けるメーキングレポートも公開している。

　同CMは、今年の4月22日から3日間、撮影スタッフ約50人とともに伊勢神宮と志摩市内の海女小屋、英虞湾海上などで撮影。CMストーリーは、伊勢神宮で御稲御倉（みしねのみくら）を見学した後、海女小屋で海女たちと新鮮な海の味覚を満喫し、英虞湾でシーカヤックにチャレンジする。夏の伊勢志摩は「まわりゃんせ」（周遊券）で友人や家族と一緒にアクティブな旅を楽しめる点をアピールするもの。

　竹下さんのカヌーのインストラクター役になり、一緒にカヌーに乗り「モデル」にもなった志摩自然学校（志摩市大王町波切、TEL 0599-72-1736）の学校長・生賀照央さんは「テレビCMやポスターで大きく自然学校のカヌーが紹介されていたので驚いた。竹下さんが最高の笑顔で振り向くシーンがCM中にあるが、あれは僕が『えらいこっちゃ』と独り言を言ったのを聞いて『えらいこっちゃ？』と聞き返した一瞬で、撮影後、スタッフから（竹下さんの）最高の笑顔が撮れたと喜んでもらえた」と話す。「志摩自然学校には、CM効果で前年度の2倍以上の人から予約申し込みがあった。これを機会に多くの人が、伊勢志摩の自然に触れていただければ」とも。

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