南伊勢町出身の脇田康弘さん、東京・新宿で竹下景子さんらと共演

「朝焼けのマンハッタン」(作=斎藤憐さん、演出=佐藤信紀さん)に伊勢志摩出身の脇田康弘さんが出演。東京・紀伊國屋サザンシアターで公演中

「朝焼けのマンハッタン」(作=斎藤憐さん、演出=佐藤信紀さん)に伊勢志摩出身の脇田康弘さんが出演。東京・紀伊國屋サザンシアターで公演中

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 竹下景子さん、夏八木勲さんらが出演する舞台「朝焼けのマンハッタン」(作=斎藤憐さん、演出=佐藤信紀さん)が7月7日から19日まで、東京・紀伊國屋サザンシアター(東京都渋谷区、TEL 03-5361-3321)で始まり、南伊勢町(元南勢町)出身で俳優座所属の脇田康弘(わきたやすひろ)さんが配役を演じている。主催は地人会(東京都新宿区、TEL03-3354-1279)。

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 ストーリーは、1936年~1950年ごろのニューヨーク、第2次世界大戦前後で不安定な政治背景の中での、思想家の石垣綾子と洋画家の石垣栄太郎夫婦を取り巻く日本人社会での人々の葛藤を描いている。

 脇田さんは、アメリカで日本人の両親の間に生まれた日系二世「ヘンリー平井」の役(「戦うコック」といわれたジャック白井がモデル)で、戦時中のアメリカで「生きるための選択」をしなければいけない青年の役。

 地人会とは1981年、演出家の木村光一さんによって設立された「演劇制作体」で、いわゆる演劇プロデュース集団。特定の所属俳優はなく、公演ごとにその作品にふさわしい俳優やスタッフを広い分野から集め、新鮮な舞台を創り上げようという団体。今回の公演で105回目を迎える。

 脇田さんは南伊勢町出身で伊勢高校卒業後、日本大学国際関係学部に入学。学生時代に友人に誘われ舞台に立ったのが役者を目指すきっかけに。現在俳優座に所属、役者暦8年目。初日の公演を終えての感想を脇田さんは「何とも言えない感覚で充実感いっぱいだった。今回の舞台には2005年公演の『春・忍び難きを(作=斎藤憐さん、演出・美術=佐藤信さん)』で斎藤さんと佐藤さんとお仕事をさせていただいたご縁からお声掛けいただいた。竹下さんは今近鉄の伊勢志摩のイメージキャラクターとしてCMや街角のポスターでも有名。自分が伊勢志摩出身ということもあり、これも何かのご縁だと思う」と話している。

 「田中邦衛さんを尊敬している。もちろん『北の国から』は何度も見ている。人として、関わった人の心にいつまでも残るような人になりたい」(脇田さん)とも

 全席指定で、大人=5,500円、学生=3,800円。前売り券の販売は一部終了しているため、地人会へ問い合わせが必要。当日券は開演時刻の1時間前にサザンシアター入口の当日券売場で発売する。7月21日(千葉県四街道市文化センターホール)、同23日~25日(千葉県千葉市民会館)の公演も予定。問い合わせは「ちば演劇を見る会」(会員限定TEL 043-245-2886)まで。

地人会俳優座近鉄-伊勢鳥羽志摩

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