「安心・安全を考える」をテーマに、今年で2回目になる英語スピーチコンテストが8月2日、三重県営サンアリーナ・レセプションルームで開催され、同日優勝者が発表された。主催は、アメリカの製品安全試験・認証機関(Underwriters Laboratories Inc.=UL)の日本法人UL Japan(伊勢市朝熊町)。
最優秀賞を受賞した伊勢高等学校1年の下條大樹さんとUL社長。
同コンテストは、同社のCSR(企業の社会的責任)活動の一環で、「安心・安全な社会」について考える場の提供と、子どもたちの英語コミュニケーション能力、自己表現能力の向上を目指したもの。同市内の中学生9校13人、高校生4校7人計20人が参加した。
最優秀賞を受賞したのは、中学生の部=城田中学校3年の中西純菜さん、高校生の部=伊勢高等学校1年の下條大樹さん。
「Safety in Cyberspace」というタイトルでスピーチした中西さんは、「出会い系サイト」などで出会った知らない人に殺害される事件などを例に挙げ、インターネット犯罪予防にはインターネットのエチケットやマナーを守ることが重要――と訴えた。
下條さんは「Safety or Freedom?」というタイトルで、子どもの安全を守るために設置される学校の監視カメラや登下校の時間を親に通知するシステムなどの導入は、子どもたちにとって正しい事なのだろうか?と問題提起する。「自由」から多くのことを経験し、学ぶことができるのに――とスピーチした。
同社コマーシャルオペレーションズ事業部の岡本和美さんは「昨年も感じたが、参加する中学生・高校生の問題意識の高さに驚くばかり」と話した。
そのほかの受賞者は、優秀賞=橋爪笙子さん(皇學館中学校2年)、野村冴香さん(伊勢高等学校2年)、敢闘賞=北村真悠さん(二見中学校3年)、谷口麻弓さん(宇治山田商業高校1年)、特別賞=橋本匠さん(二見中学校3年)、奥本麻友さん(宮川中学校3年)、河村芹香さん(皇學館高等学校2年)。
UL Japan、世界中の試験認証サービス提供へ(伊勢志摩経済新聞)UL主催のスピーチコンテスト優勝者は?(伊勢志摩経済新聞)「安心・安全」をテーマに英語スピーチコンテスト(伊勢志摩経済新聞)ULジャパン