「魔女の宅急便」に出てくるようなパン店-伊勢神宮参拝客も立ち寄る

「毎朝7時には『冷めたて』のクロワッサンを並べて開店する。宮崎駿監督の映画『魔女の宅急便』に出てくるパン屋さんみたい――と客からもよく言われる」とオーナーシェフの下村さん。

「毎朝7時には『冷めたて』のクロワッサンを並べて開店する。宮崎駿監督の映画『魔女の宅急便』に出てくるパン屋さんみたい――と客からもよく言われる」とオーナーシェフの下村さん。

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 「毎朝7時には『冷めたて』のクロワッサンを並べて開店する。宮崎駿監督の映画『魔女の宅急便』に出てくるパン屋さんみたい――と客からもよく言われる。パンが一番おいしいタイミングは『冷めたて』だと思う」と話すのはパン店「Boulangerie Tontin(フランスパンとんちん)」(伊勢市宮後、TEL 0596-63-8655)の下村卓(たかし)さん。

毎朝7時には開店する。どうして(パン屋)を始めてしまったんだろう――と下村さん

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 老舗洋食店「開福亭」(伊勢市一之木、TEL 0596-28-2952)の二男として生まれ、フランス料理を志していたが、おいしいフランスパンを提供するパン店がないことから2006年3月、自ら同店を開業。

 下村さんは今でも年間2回渡仏し、フランスにあるINBP「国立製パン製菓子学院」でパンの焼き方など基本をマスターしている。J1進出を目指す地元サッカーチーム「ペルソナ」メンバーにも、パンの差し入れを行っている。

 小麦は、国産のものと比べると価格が2倍もするフランス製のもの7種類を仕入れるなど原材料にこだわりをみせる。焼き上がるパンの種類は約25種類。商品はクロワッサン(200円)、カンパーニュ(450円~1,800円)、フランスパン(200円)など。

 「フランスのパン屋は、早朝から開店し、そのほとんどが客と対話しながらの対面販売。フランス人の生活の中に溶け込んでいる。そんなパン屋を目指したい」と下村さん。

 来店した3人組の女性客は「伊勢神宮へ参拝に来た時に買っていったらとてもおいしかったので、伊勢に来る度に購入する。通常売っているパンは食べられないので(笑)」と話す。

 営業時間は7時~17時ごろ。完売次第閉店する。月曜定休。

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