南伊勢町観光協会(度会郡南伊勢町五ケ所浦3917、TEL 0599-66-1717)は10月15日、「全国伊勢えびシーカヤックマラソン大会」を開催した。
同大会は、旧南勢町で2000年まで続いた「三重サンベルトトライアスロン大会」に代わるスポーツイベントとして同協会が企画し、同年に試験的に約30人の参加者でスタートしたのが始まり。翌年2001年に第1回を開催し、今年で6回目、合計で48人が参加したという。
同大会は五ヶ所湾約25キロを1周するタイムレースで、マラソン男子の部、女子の部、タンデム(二人乗り)の部で、それぞれ時間を競い合うもの。8時30分に漁港をスタートし、参加者は正午前までに全員完走したという。
優勝者の記録はマラソン男子の部=2時間2分42秒、マラソン女子の部=2時間23分3秒、タンデムの部=2時間8分56秒。タイムレースではあるものの、タイムを競い合う人と、ゆっくり自分のペースでパドルを漕ぐ人に分かれ、それぞれにレースを楽しんでいた。
同協会の寺田順会長は、「大会名に『伊勢えび』と冠があるように、10月1日からの伊勢えび漁解禁を待って美味しい伊勢えびを参加者にも食べてもらおうと、この時期に企画している。前日には前夜祭も開催され、伊勢えびやさざえ、牡蠣などの海の幸を堪能していただき、満足していただきたい」と話している。