度会郡南伊勢町南島地区の国道260号線沿い「河村瑞賢(ずいけん)公園」周辺の桜並木が満開となり、道行く人たちの目を楽しませている。
治水工事を指揮監督する河村瑞賢の銅像。国道260号線沿いの桜が満開。
1618年2月生まれの河村瑞賢は、度会郡東宮村(現南伊勢町)出身。江戸時代、海運航路(東廻り・西廻り航路)の開拓、淀川河口をはじめ各地の治水工事を成功させ、今日の海運航路、治水工事の基礎を作った。1699年没。
国道260号線は、志摩市阿児町・賢島を起点に海上国道(志摩町御座-浜島町浜島)を渡り、度会郡南伊勢町、大紀町、北牟婁郡紀北町・紀伊長島までの国道。同公園と河村瑞賢の銅像は1990年6月、「ふるさと創生事業」の一環として整備し建てられた。
国道260号線沿道の桜は、約40年前旧南島町の老人クラブなど住民がボランティアで町中に植えたソメイヨシノ約1,400本。河村瑞賢公園をちょうど中間地点に同地区道方~棚橋までが満開となり見ごろを迎えている。
銅像は、河村瑞賢が治水工事を指揮監督する姿を表現したもの。