真珠を育む英虞湾(あごわん)で、海の上から桜を見るツアー「英虞湾シーカヤックお花見ツアー」が3月27日~4月4日、昨年に引き続き開催された。主催は志摩自然学校(志摩市大王町波切)。
同ツアーは、シーカヤックで次郎六郎海岸を出発、英虞湾の中心に位置する間崎島に上陸、木造の旧校舎のある間崎小学校の校庭の桜を見ながら昼食を取り、その後、間崎島と天童島の「うなぎ通り」と呼ばれる狭い「海の道」沿いに生える桜を見るツアーで今年も人気を集めたという。所要時間は3~4時間。
同校学校長の生賀照央さんは「ツアーに参加した人の感想は、『非日常空間の中で癒やされる』『海の上から桜が見られるとは感激』『陸上で見る花見とは一味も二味も違う』『間崎小学校の桜も木造の校舎も素晴らしい』などと評判も上々だった」と話す。
「桜が終わると、今度は紫色のヤマツツジが島々を彩る。その後ハマボウ、ハマゴウ、そしてハマカンゾウと、自生する野生の美しい花々が楽しませてくれる。伊勢志摩の自然を少しでも多くの人に感じてほしい」(生賀さん)と呼びかける。