「ごはんのないお茶漬け」-伊勢の食品会社、既存商品使い商品化

「ごはんのないお茶漬け」-伊勢の食品会社、既存商品使い商品化。

「ごはんのないお茶漬け」-伊勢の食品会社、既存商品使い商品化。

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 「あらびききな粉」「田舎あられ」などを製造販売する南勢糧穀(伊勢市上地町大久保、TEL 0596-28-4410)が6月1日、田舎あられを「お茶漬け用」に、ごはんのないお茶漬けとして「伊勢田舎茶漬け」を発売した。

熱いお湯注いで完成するご飯のない茶漬け「田舎あられ」

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 同社専務取締役の清水裕嗣さんは「昨年7月に放送されたバラエティー番組『秘密のケンミンSHOW』で、伊勢や松阪地域の人はあられに塩や茶をかけて食べる――と紹介されてから『田舎あられ』の消費が伸びている」とし、「この地域の人たちにとって『当たり前』だった食文化を再認識したことでノスタルジーな思いも手伝い、田舎あられの茶漬けを食べたいと思う人が増えているのでは」と分析する。

 同商品は、田舎あられの茶漬けをどうやって食べていいかわからない――という意見などを聞き、既存商品として袋詰めしていた「田舎あられ」を小袋で5食分に分け、シジミスープをセットにし、さらに食べ方をパッケージにプリントして商品化した。原材料には三重県産のもち米を使う。

 「伊勢では、田舎あられに、塩昆布やお茶漬けの素などで味付けしてお茶をかけて食べる。『1口目はパキッ』『2口目はシャキッ』『3口目はフワッ』とお茶を含んだあられの食感を楽しんでいただければ」と清水さん。

 価格は500円。岩戸屋、勢の国屋、夫婦岩ニューパーク、朝熊山山頂レストラン(伊勢市)、ドライブイン鳥羽、鳥羽一番街ミネルヴァ(鳥羽市)などで販売する。

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