伊勢市出身の作家・橋本紡(つむぐ)さん原作で、4月3日から全国の映画館で上映されている伊勢が舞台の映画「半分の月がのぼる空」が6月14日、東京ミッドタウンで開催された「第1回JAPAN ROMANCE AWARD(ロマンスアワード)」の「ロマンス・クリエイティブ部門(映画)」に選ばれた。
「第1回JAPAN ROMANCE AWARD」授賞式で坊主頭の池松さんとポッキーガール忽那さん。
受賞を記念して、主演の池松壮亮(そうすけ)さんは「本当に数ある映画の中から選んでいただきとても光栄。大切な人を一途に想う主人公が何としてでも一人のパートナーを守りぬく作品。このロマンス力をぜひ多くの方にも伝えたい」。ヒロイン役を演じた忽那汐里(くつなしおり)さんは「この映画は個人的にとても思い入れの強い作品。この映画を賞に選んでいただいて大変うれしい。ありがとうございました」とコメントを残している。
そのほか、大泉洋さん、濱田マリさんなどが出演。監督は「60歳のラブレター」の深川栄洋さんで、脚本は「ガチ☆ボーイ」の西田征史さんが手がけた。主題歌「15の言葉」(ポニーキャニオン)を阿部真央さんが歌う。
公式ツイッター(#hantsuki)では「誰もが知っているロングテール映画に」「泣きすぎてこめかみが痛い」「ホンキでお勧めの作品」「2回目でも泣けた」などの感想が寄せられ、リピーターも多く「8回見た」といいう人もいるほど。6月12日からは品川プリンスシネマ(東京都港区)で再上映されている。
同賞を運営する「日本ロマンチスト協会」は、「『ロマンチスト』という『大切な人を幸せにできる人』が増えると社会全体が今よりちょっぴりハッピーになる――と呼びかけ新しい価値を創造していく」団体。同アワードは同協会が、「『大切な人を幸せにできる人』を増やして社会をハッピーにしよう」と開催した1回目のアワード。同作品のほか、「ロマンチスト部門」=石田純一さん、「ロマンス・クリエイティブ部門(音楽)」=広瀬香美さん、「ロマンス・クリエイティブ部門(エンターテインメント)」=KONAMIの「ラブプラス」、「ロマンス・カンパニー部門」=相模ゴム工業などを顕彰した。