日本で最も歴史あるカジキ釣り大会、志摩・大王崎沖で-今年は振るわず

日本で最も歴史あるカジキ釣り大会、志摩・大王崎沖で-今年は振るわず。志摩ビルフィッシュトーナメント。用意したボードも…

日本で最も歴史あるカジキ釣り大会、志摩・大王崎沖で-今年は振るわず。志摩ビルフィッシュトーナメント。用意したボードも…

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 大物カジキを狙って競い合う第3回志摩ビルフィッシュトーナメント(志摩BFT)が8月28日・29日、志摩・大王崎沖を舞台に開催された。主催は志摩ビルフィッシュトーナメント実行委員会。

寄港する参加者らジャンプして労うイルカたちを撮影。

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 同大会は、これまで日本で最も古く伝統ある大会だった「中日ビルフィッシュトーナメント」(中日トローリングクラブ主催)を継承し、3年前から志摩市や同市観光協会らとともに地域を巻き込んだ大会となり「志摩BFT」と改名。過去の大会から数えると25回目となる。

 26チーム約100人が参加して臨んだが、2日間通してシイラを3本釣り上げただけでカジキは1本も釣れなかった。7月に開催された鳥羽BFTでは2日間合わせて66本が上がっただけに、参加者も大会関係者も肩を落とした。優勝チームはシイラ14.2キロを釣り上げた「リーベ」チームだった。

 実行委員長の山崎昭さんは「今回は残念な結果に終わってしまった。来年に期待したい」とコメントを残した。トローリング専門店の山和フィッシング(志摩市阿児町鵜方)の山本和史店長は「鳥羽BFTで66本も上がっている同じ大王崎沖のポイントは、魚種・魚数ともに豊富な漁場。今回は黒潮からの潮流に恵まれなかったのに加え、異常な海水温の上昇が原因では?と聞く。参加艇は、カジキ釣りにおいては経験豊富な優勝候補ばかりだったのに、同じ海域でありながら1カ月前と大会結果の明暗がくっきり分かれた。改めて『自然の厳しさ』『限られた条件・ルール下で本命を釣ることの難しさ』を痛感した」と説明する。

 鳥羽BFTで99.6キロのクロカワカジキを釣り上げ注目を集めた中学2年生の清水美海(みみ)さんもキッズ部門の日本記録となる158キロのカジキを狙ったがヒットしなかった。小学6年生の野村昴(すばる)さんも清水さんをライバル視しながら参加したがヒットなく、2人のキッズ対決は次回に持ち越された。

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