鳥羽水族館(鳥羽市鳥羽)で飼育展示するダイオウグソクムシを中心に謎の深海生物=ダイオウグソクムシを1冊にまとめたムック「大好き! ダイオウグソクムシ(1号たんペーパークラフト付き)」(宝島社)が5月から、全国の書店で販売されている。
【関連画像】「大好き! ダイオウグソクムシ(1号たんペーパークラフト付き)」(宝島社)
5年以上の絶食記録(5年43日)を更新し今年2月14日のバレンタインデーの日に死んだダイオウグソクムシNo.1は、ダイオウグソクムシファン(通称=グソラー)が親しみを込めて「1号たん」と名付け人気を集めた。
同書では、その「1号たん」を中心に謎多きダイオウグソクムシの生態や全国15カ所の水族館で飼育展示するダイオウグソクムシついても紹介。同館が監修したという「1号たんペーパークラフト」も付く。
同館のダイオウグソクムシ飼育担当の森滝丈也さんのインタビュー記事には4ページを割き、飼育時のエピソード、「1号たん」が死んだ時の気持ちなどをつづっている。
価格は1,080円。
現在、鳥羽水族館では「スター」を失いブームに陰りが見えたかと思いきや「ポスト1号たん」を虎視眈々(たんたん)と狙うNo.5、12、13、14、19、20(No.19と20はバックヤードで非公開)の6匹だったところへ5月末、さらにNo.21、22、23の3匹を投入。ダイオウグソクムシ関連グッズは今も増え続け、これまで人気だったラッコやジュゴン、スナメリのグッズよりも人気が高いという。「マイクロファイバーのモコモコをダイオウグソクムシの足に見立てた新商品『ダイオウグソクムシモップ(ミニモップ=430円、ハンディーモップ=540円)』は5月2日に発売したばかりだが、よく売れている」という。