夫婦岩(めおといわ)に向かって愛を叫ぶ「夫婦(めおと)の町の中心で愛を叫ぶ」イベント(通称=めおチュー)が11月21日、二見興玉神社(伊勢市二見町)境内で開催され思い思いの愛が叫ばれた。
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古来より二見浦一帯の海岸を「清渚(きよきなぎさ、せいちょ)」と呼び同神社には、伊勢神宮参拝の前に海に入りみそぎをし、心身を清める「浜参宮」の風習が今も残る。
昨年叫ぼうと会場まで足を運んだ旧姓木下清美さんは、名前もこの場にふさわしく結婚して響波清美(ひびきなみきよみ)さんに。「昨年は定員いっぱいで叫ぶことができなかった。ほかの人が叫んでいるのを見てとても感動し、来年絶対に叫ぼうと誓った」と響波さん。
生まれてくる赤ちゃんに向かって「元気で生まれてきて~」と叫んだ響波さんは「昨年は独身で、彼(現在の夫・速人さん)への愛を叫ぼうと思った。1年前は叫ぶことはできなかったが、その時興玉神社さんに祈願して帰った。この1年の間に結婚もでき、(高齢のため)あきらめていた赤ちゃんも授かった。興玉神社さんのご利益に違いない」と幸せそうな笑顔をみせた。
「日本愛妻家協会」伊勢支部主催の同イベントは、「妻という最も身近な赤の他人を大切にする人が増えると世界はもう少し平和になるかもしれない、という甘い理想の下、地域環境のためにはまず夫婦環境配慮だろうと気付いたオヤジたちがはじめた至ってスローな活動」(同協会)を主旨に、11月22日「いい夫婦(ふうふ)の日」の前後に開く。
同支部副支部長の浜千代美治さんは「昨年は夢の中でも叫ぶほど無我夢中だった(笑)。今年はたくさんの人に支えられたおかげで少し余裕ができた。その反面、反省点も多く見つかった。回を重ねて、夫婦円満な家族を増やしたい」と期待を込める。