約1ヘクタールの丘陵地を持つ「芝桜公園」(志摩市磯部町穴川)の、市民ボランティアらが植えた約14万株のシバザクラが満開となって、市民や観光客らの目を楽しませている。運営は、志摩観光農園(同、TEL 0599-56-2201)。
同園は、これまでユリやチューリップなどを植えていた旧「伊勢志摩ゆりパーク」を引き継ぎ、昨年市民ボランティアらの協力を得てメーンの花をシバザクラに植え換え再スタートした。1年目は植えたばかりだったこともあり開花のタイミングがまばらだったが、今年は一斉に開花し、昨年よりもシバザクラのピンクが色鮮やかになっている。5月中旬まで見頃。
シバザクラは、赤色の「マックダニエル」「スカーレットフレーム」、ピンク色の「オータムローズ」、白色の「リトルドット」、白色に赤のラインが入る「多摩の流れ」の5種類。花の苗を植えたり除草作業を手伝ってきた昨年からの延べボランティア数は1,000人を越える。4月16日から30日までの15日間の有料入場者数は、大人=5,326人、小人=195人と順調な滑り出しを見せている。
同園の南英雄社長は「まだまだ完璧ではないが、2013年の第62回伊勢神宮式年遷宮までには満足のいく公園にしていきたい」と意欲を見せる。
入園料は大人(高校生以上)=500円、小人(小・中学生)=300円、2時間以上の草引き作業ボランティアは無料。