陶芸活動に専念し数々の作品を世に出してきた高橋武男さんと妻のひとみさんが7月11日~22日、東京・赤坂の「ギャラリー小川」(TEL 03-3584-1765)で「伊勢志摩風門窯展~海のシェイプ2011~」を開催する。
高橋夫妻は、伊勢志摩の自然環境に魅せられ1981(昭和56)年に転居。リアス式海岸の入り組んだ海岸線が美しい英虞湾が一望できる横山の麓に「風門窯(ふうもんがま)」を築いた。武男さんは食器や絵皿などに伊勢志摩の自然を吹き込んだデザインで、ひとみさんは動物や子ども、仏さまなどをモチーフにファンタジーあふれる作品を作る。
1990年から同ギャラリーで開く同展は、今回で20回近くになるという。武男さんの作品だけで30種以上約300点が展示される。
武男さんは「作品は、自分自身が伊勢志摩の自然の中で感じた風のつぶやきを作品の中に表現した。大漁旗をあしらった丼は震災でネガティブになりがちな日本を元気にしたいという思いで、はじけんばかりの明るさで大胆にデザインした。気軽に立ち寄って伊勢志摩談義ができれば」と話す。
営業時間は11時~19時。18日と最終日は17時30分まで。日曜休。