鳥羽一郎さん、地元で30周年記念コンサート-長男・木村竜蔵さんと初共演

鳥羽一郎さん地元でデビュー30周年記念コンサート、長男木村竜蔵さんと初共演

鳥羽一郎さん地元でデビュー30周年記念コンサート、長男木村竜蔵さんと初共演

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 歌手・鳥羽一郎さんのデビュー30周年を記念した「ふるさとコンサート」が7月22日、「鳥羽みなとまつり」の特設ステージで開催された。鳥羽さんの長男で歌手の木村竜蔵(りゅうぞう)さんがサプライズゲストで登場する場面もあり、会場は大いに盛り上がった。

イケメンの木村竜蔵さん父・鳥羽一郎さんのライブに

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 伊勢湾口で目の前に太平洋があり富士山も天気のいい日には海の上に浮かんで見ることができる同市の港町、石鏡(いじか)町で漁師の父と海女の母の子として生まれ、1982(昭和57)年8月25日「兄弟船」でデビューした鳥羽さん。1981(昭和56)年に「函館本線」で先にデビューした山川豊さんは実弟。デビュー前は、遠洋漁船に乗りパナマやインド洋までマグロやカツオを追っかけていた。その後板前を目指し旅館「戸田家」(鳥羽)で包丁を握るが、仕事が終わると白衣を着たまま9階にあるステージでマイクを握っていたという。弟の歌手デビューに触発され1年後に夢を実現させる。

 この日は、今年4月に完成した鳥羽マリンターミナルの特設ステージで「北の鴎唄」「男の港」「熊野灘」「志摩半島」「兄弟船」などのヒット曲と新曲「夜風」を歌い上げた。ステージ中盤になると鳥羽さんが照れくさそうに「俺のせがれを紹介するよ」と木村さんを紹介。木村さんが登場すると会場からはどよめきが起こり、「かっこいい~」「イケメン~」「歌もうまい」などと声援が飛んだ。親子でアコースティックギターを持ち、 ダウン・タウン・ブギウギ・バンド の「知らず知らずのうちに」、井上陽水さんの「リバーサイドホテル」、木村さん作詞作曲の「億色(おくしょく)」を披露した。

 鳥羽さんは「いつも地元で歌うと、親せきのおじさん、おばさんがいるみたいで照れくさい。鳥羽のみんなの後押しがあって30年間続けてこられた。本当に感謝している」と謝辞を口にする。木村さんとの共演については、「せがれとちゃんとしたステージに立つのは今回が初めて」と打ち明けた。

 木村さんは1988(昭和63)年生まれ。身長180センチ、体重59キロ。2006年10月高校在学中にシングル「愛しい人よ FLOWER」でデビュー。 現在はシンガー・ソングライターとして東京で活動している。

 12月18日には、板前を目指して働いたかつての職場でもある旅館「戸田家」(TEL 0599-25-2500)でデビュー30周年記念ディナーショーを開く。

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