「伊勢神宮」フェイスブックのチェックイン1万件-スマホ片手に参拝

「伊勢神宮」フェイスブックのチェックイン1万件-スマホ片手に参拝

「伊勢神宮」フェイスブックのチェックイン1万件-スマホ片手に参拝

  • 0

  •  

 冬至を挟む2カ月間だけ、伊勢神宮内宮の宇治橋と鳥居の中央に朝日が現れる。デジカメやカメラ付き携帯電話を構えてその光景を撮影する宇治橋前の様子は伊勢志摩の冬の風物詩となったが、今年は昨年に増しスマホで撮影する人が増えている。

昨年の冬至の日にiPhoneで撮影する女性

[広告]

 スマートフォン・スマホと呼ばれる高機能携帯電話の普及が著しい。神宮境内では、スマホ片手にツイッターやフェイスブックなどでリアルタイムに近況を報告しながら参拝している人が目立つようになった。今年の12月22日冬至の日はあいにくの曇り空で朝日が出なかったため撮影する人が少なかったが、その前後で伊勢志摩経済新聞スタッフが宇治橋前で朝日を待ち構える人がどの撮影機器を使用しているかを調査したところ、スマホ使用の割合が昨年よりも増加している傾向が見受けられた。

 昨年までのおおよその比率は、一眼レフカメラ5~10%、コンパクトデジカメ15~20%、カメラ付き携帯電話25~30%、スマホ3~5%のほか、撮影しない人約半数で、スマホといえばほぼ100%がiPhoneだった。今年は、スマホの比率が5~10%近くになり、さらにiPhone 以外のスマホで撮影する人も少しではあるが目立つようになってきた。

 一方、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の一つ「フェイスブック」利用者も増加傾向にある。フェイスブックの機能の一つでスマホの位置情報と連動させ近隣の施設や店舗などを知らせるサービス「チェックイン」の数字からも伊勢神宮参拝者とスマホの利用者の増加が確認できる。12月23日の早朝、「伊勢神宮」チェックインのカウント数が1万件を超えた。

 そのほか、位置情報を連動させたアプリを活用する取り組みも、スマホの中のバーチャルな世界では活発化している。伊勢志摩経済新聞の記事をはじめ「みんなの経済新聞」の記事に付く位置情報を元に、現地でも記事を読むことができるアプリ「セカイカメラ」は、その場所での情報を「エアタグ」と呼ぶ情報板に貼り付けスマホのカメラを通して見ることができるし、自分がタグ付けし情報発信することもできる。宇治橋にも多くのエアタグが貼り付けられている。フェイスブックのもう一つの関連機能「チェックインクーポン」を発行する店舗も少しづつではあるが増えている。伊勢うどんの製造を手がける山口製麺(伊勢市大世古)では「伊勢うどん10食に付き冷麦1束」のクーポンを発行、来店を呼びかけている。

 皇学館大学(伊勢市神田久志本町)現代日本社会学部の新田均教授は「フェイスブックのチェックイン機能などを活用し伊勢神宮に関する情報を個人や店舗が気軽に発信できる時代。チェックイン1万件という数字から、スマホを活用する若い世代が伊勢神宮に興味を持っていることが読み取れる。『お伊勢参りブーム60年周期説』があるように、日本人の心のどこかに潜在意識として伊勢へのあこがれがあるのだと思う。その潜在意識が最新のデバイスによって顕在化しているのでは」と考察する。

 24日12時現在のフェイスブックのチェックインカウント数は、以下の通り。重複する名前がある場合は、数字の多い方を採用、数字は刻一刻増加している。

 伊勢神宮周辺では、伊勢神宮=10,250、伊勢内宮前おかげ横丁=2,418、赤福本店=1,230。三重県内の主な場所は、鈴鹿サーキット(鈴鹿市)=15,986、なばなの里(桑名市)=10,610、鳥羽水族館(鳥羽市)=1,322、志摩スペイン村(志摩市)=773。全国の主な神社仏閣では、清水寺(京都市)=16,788、明治神宮(渋谷区)=14,766、熱田神宮(名古屋市)=3,901、出雲大社(出雲市)=3,783、そのほかの全国のチェックインの多い施設は、東京駅(千代田区)=193,558、東京ビッグサイト(江東区)=131,596、東京ドーム(文京区)=27,109。

伊勢志摩経済新聞VOTE

現在お住まいはどちらですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース