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伊勢の宿泊施設「千の杜」にヘリポート 富裕層の需要に対応、災害時活用も

伊勢の宿泊施設「千の杜」にヘリポート 富裕層の需要に対応、災害時活用も(撮影=加藤直人)

伊勢の宿泊施設「千の杜」にヘリポート 富裕層の需要に対応、災害時活用も(撮影=加藤直人)

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 「海栄RYOKANS」(南知多町)が経営する「千の杜(もり)」(伊勢市佐八町)敷地内に7月4日、ヘリポート「風の宮」が新設された。同日、災害時に伊勢市がヘリポートを活用できるようにする災害時福祉避難所協定が締結された。

【その他の画像】民間施設の常設ヘリポートは伊勢市初

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 東京ドーム約4.5個分に相当する6万4000坪の面積を持つ「千の杜」。2008(平成20)年に同社が全施設を取得し、同年に宿泊施設「千の杜」(61室)を、2009(平成21)年に「斎王の宮」(28室)、2016(平成28)年に「月夜見の座」(6室)、2022年に「Luxury Trailers離宮 伊勢」(5室)を開業し、営業している。

 元々、社会保険庁が年金の運用資金を利用し、1979(昭和54)年に宿泊施設や野球場、テニスコート、フットサルコート、体育館、屋外プールなどから成る「三重厚生年金休暇センター(ウェルサンピア伊勢)」として開業した同施設。当時は、野球場、テニスコート、フットサルコート、体育館、屋外プールなども併設し、年間約13万5000人の利用者があった。

 当日は、ドクターヘリの離発着や災害物資の運搬などで使用できるよう、渡邉玲緒社長と鈴木健一伊勢市長が協定書に署名調印した。同社は、2017(平成29)年にも伊勢市と災害時福祉避難所協定を結んでいる。

 伊勢市危機管理部の日置和宏部長は「現在市内に常設のヘリポートは伊勢赤十字病院と市立伊勢総合病院の2カ所にあるだけで、いずれも医療優先。三重県の広域防災拠点となっている県営サンアリーナ周辺に設置したヘリポートも臨時離発着場なので、常設のヘリポートを利用できることは緊急時に大変ありがたい」と話す。

 渡邉社長は「外国人をはじめとする富裕層の需要に対応するため、ヘリポートのほか、マシン14台を備えたフィットネズジム、アルコールやソフトドリンクが自由に飲めるラウンジも新設した。ヘリポートはグループ施設の中でも初めての試みで、どれだけの効果があるのかは未知数。まずは月1回稼働できるようになれば」と期待を込める。

 ヘリポートは森林だった場所を切り開き、29メートル×24メートルの平地を造成。その中心に10メートル×10メートルのヘリポートをコンクリートで整備した。運用時間は9時~21時。

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