志摩で35年建築業を営む「石金(いしきん)建築工房」(志摩市大王町波切、TEL 0599-72-4959)が4月28日、築107年の古民家を再生し薪(まき)ストーブのあるショールーム「Granvill(グランヴィル)志摩」をオープンさせた。
ショールームは、昨年12月に一般公開した薪ストーブを展示するスペースと、新たに完成した薪ストーブのある暮らしを提案する古民家のスペース。展示スペースには、クッキングストーブで有名なイギリスの「ESSE(エッセ)」やカナダの「HAMPTON(ハンプトン)」の薪ストーブなどを展示。古民家には、HAMPTON製の薪ストーブ「H300」やESSE製の壁掛けタイプのガスストーブ「firewall(ファイアーウオール)39」など、実際に火を入れ展示する。
同町名田にあった築107年の2階建て古民家を今から43年前に現在の場所に移築。同店オーナーの石野金十郎さんは「移築した際、屋根を90度回転させた」とエピソードを打ち明ける。「玄関を入ると小さな池と太陽の日差しが届くガラス屋根、居間には和紙の畳、キッチンにはヒノキの床。木のぬくもりを大切にしながらリフォームを施した」とも。
28日・29日の2日間、ショールーム内覧会を開催、同町に昨年移住して来た画家の瀧勇さんと妻の泰子さんの作品約20点を展示する絵画展も同時開催する。石野さんは「気軽に立ち寄っていただければ」と来店を呼びかける。
営業時間は、夏期(4月1日~9月30日)13時~19時30分、冬期(10月1日~3月31日)10時~18時、火曜・水曜定休。