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伊勢出身小6の上田竜大選手、大人も混じる「鈴鹿選手権」カートレースで2連勝

上田竜大選手優勝でガッツポーズをとる。「鈴鹿選手権」カートレースで2連勝

上田竜大選手優勝でガッツポーズをとる。「鈴鹿選手権」カートレースで2連勝

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 伊勢市出身の小学6年生11歳の上田竜大(りゅうた)さんが4月29日、鈴鹿サーキット(鈴鹿市稲生町)で行われた「2012 鈴鹿選手権シリーズ カートレース in SUZUKA」のYAHAMA SSクラス第2戦で優勝を果たした。

上田竜大選手優勝。「鈴鹿選手権」カートレースで2連勝

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 同シリーズは、全9クラス(SFC、RMC、J-RMC、X30、AVANTI、SUZUKA MASTERS、SUPER SS、YAMAHA SS)を用意、初心者から上級者までが参加できる大会で、国内唯一の国際公認コース・国際南コース(1周1.264キロ)を走る。この日、YAHAMA SSクラスには24台が参加、全クラス計166台がレースに参加した。

 上田さんが優勝したクラスは、今シーズンからスタートするカート初級クラスで、YAMAHAのKT100Sシリーズのエンジンを使用すること、合計ウエイト145キロ以上などが条件。上田さんは体重が軽いため、20キロの重りをシートに取り付けレースに臨んだ。同クラスは、子どもと大人が混じるレースで、初級クラスとはいえ大変見応えがあり毎回バトルが繰り広げられている(大会関係者)(FP3/KT100SクラスをSLカテゴリーとして同クラスに統一)。

 現在上田さんは、5月13日から始まる「全イタリア選手権」に出場するため国内で調整中。イタリア選手権に出場するためには、国内ライセンスを一度返却しイタリアのライセンスを取得しなければならない。そのためイタリアのライセンスで、11歳の上田さんが出場できる国内レースは同クラスだけになる。

 上田さんは、午前の予選タイムトライアルレースでいきなりのコースレコードとなる1周54.454秒(平均速度83.56キロ)をマーク。次の予選レース(同コースを10周)も難なく1位で通過し、ポールポジションを獲得、2位には同クラス参加者中最年長39歳の小松武史さんが0.144秒差でつけた。決勝レース(同16周)では、上位5台がデッドヒートを繰り広げ、上田さんはコーナーで差を広げるが、直線で逆転されるレースで一瞬4位まで順位を落とすがすぐに巻き返し再びトップ争いに。我慢しながらも20歳の西井定仁さんに0.134秒差で競り勝った。

 初戦(3月11日)の優勝に引き続き、第2戦も22ポイントがつき、合計44ポイントを獲得、2位との差を大きく引き離した。上田さんは「コーナーでは勝つ自信があるが、直線で追いつかれる。今回はなんとか逃げきりいいレースができてよかった」と話す。

 上田さんは「全イタリア選手権」出場のため、5月9日からイタリアへ渡航、15日に帰国予定。

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