南仏風のリゾートホテル「プライムリゾート賢島」(志摩市阿児町、TEL 0599-43-7211)の庭園でピンクのセイヨウシャクナゲの花が満開になり、利用客の目を楽しませている。
真珠いかだ浮かぶ英虞湾、北西に自然豊かな横山が見える場所に立ち、白壁とオレンジの瓦で統一された外観の同ホテル。今年の夏に開業20周年を迎える。
満開を迎えているセイヨウシャクナゲは、ツツジ科ツツジ属。園芸用にヨーロッパやアメリカで品種改良されたことから一般名称となり品種は1万種を越えるともいわれている。同ホテルのセイヨウシャクナゲは、開業当時に植えた35本で、背丈は2~3メートルにまで成長、10センチ近くある大きな花をつけ、同ホテルの敷地内の庭園やエントランス付近で白壁とマッチし、現在彩り豊かに花咲いている。
アメリカシャクナゲやハナガサシャクナゲとも呼ばれる同じツツジ科のカルミアは「アポロ」チョコレートのようなつぼみで、開花するとスカートを広げたような花をつけ、セイヨウシャクナゲのような華やかさはないが、珍しい花として利用客の目にも留まり、同ホテルの庭園で満開を迎えている。
同ホテルの亀田博文次長は「現在、当ホテルは花盛り。宿泊者に限らず、気軽に見に来ていただければ」と話す。