サーファーによる東日本大震災復興支援イベント・サーフィン大会「関西オープン」が7月1日、国府浜(志摩市阿児町)で開催された。主催は、関西サーファーズユニオン。
悪天候の中開催された東日本大震災復興支援サーフィン大会「関西オープン」
関西サーファーズユニオンは昨年4月、NSA(日本サーフィン連盟)大阪・京都・奈良・滋賀・三重の各支部とサーフショップ代表らにより発足。東日本大震災被災地の早期復興を願い、「自分たちが今できること」を始めようと、同6月に復興支援イベント「関西オープン」を開催。大会参加者のエントリー費を全額海岸復興支援金に充て、審判やスタッフなど運営を全てボランティアで賄い、エントリー総数426人、ボランティアスタッフ80人により合計122万4,151円を集め、志摩市を通じ宮城県気仙沼市と東松島市へそれぞれ送金した。
第2回大会となったこの日は悪天候にもかかわらず、エントリー総数404人、スタッフ総数78人、合計482人のサーファーらにより運営された。14クラスで競い合った。バリ島往復のエアチケットを競い合う「パドルタイムレース」も大いに盛り上がった。
同ユニオンの福田義明会長は「今現在、波乗りできる環境があることに感謝し、この環境を失うことなく地元住民の方々にとってもより良い海岸環境になるよう活動努力していきたいと思う。被災された方々や被災地にとって、一日も早い復興を願うばかり」と話す。
同ユニオンはイベントの収益金をまとめ、近く志摩市へ報告、寄付を行う予定。7月29日には大規模な避難訓練も予定する。