こいのぼりを揚げ、五月人形を飾り、かしわもちを食べる端午の節句は昔から伝わる日本の風習だが、鳥羽水族館(鳥羽市鳥羽、TEL 0599-25-2555)では、コイの代わりに「ジュゴン」や「スナメリ」「ダイオウグソクムシ」が4月7日から、のぼりとなってたなびいている。5月6日まで。
「ダイオウグソクムシのぼり」はかなり無理があるようにも思うが…(笑)
毎年恒例となっていた「ジュゴンのぼり」に、今年からスナメリとダイオウグソクムシが新たに加わった。同水族館広報担当の津々木匠さんは「今年はスナメリの飼育開始から50周年を迎えるためスナメリをのぼり化。さらに人気急上昇の絶食5年目・ダイオウグソクムシも(強引だとは思ったが)この人気にあやかろうとのぼり化した(笑)」と説明する。
スナメリは大小の親子で、ダイオウグソクムシは触覚と足も付けた。ジュゴンは、雄のじゅんいちを模したのぼりもあったが、じゅんいちが2011年に死んだため雌のセレナだけが寂しく空を舞う。ジュゴンの好物アマモは吹流しに形を変えた。
大きさは、アマモの吹流しが5メートル、ジュゴンが4.5メートル、スナメリ(大)、ダイオウグソクムシが3.5メートル、スナメリ(小)が約2.1メートル。
営業時間は9時~17時。ただしゴールデンウィーク中4月27日、4月29日~5月2日は8時30分~17時30分、4月28日は8時30分~18時、5月3日~5日は8時~18時、6日は8時30分~17時。入館料は、大人=2,400円、小人=1,200円、幼児600円。