志摩市内に設けた7つのコース(6~31キロ)を歩いてゴールを目指す「伊勢志摩ツーデーウオーク」が5月25日・26日の2日間、のべ約3,534人の参加者を集め開催された。
風光明媚な伊勢志摩国立公園内をウオーキングする同大会、今年で3回目を迎えた。英虞湾や的矢湾を船で渡るコースや近鉄電車に乗るコースなどバラエティーに富んだコースが人気を集める。近鉄賢島駅から徒歩1分の距離にある志摩マリンランド(志摩市阿児町)をスタートとゴールにしたことも人気の一つとなっている。
「御食(みけ)つ国の里海・里山」をテーマにした初日のコースは、賢島大橋や志摩パールブリッジ、大王崎灯台を歩くコースやミシュラン1つ星に選ばれた横山展望台(阿児町)を歩くコースなどを、2日目は「古き時代が息づく里海・里山」をテーマに、阿児の松原・国府白浜や的矢湾、伊勢神宮別宮「伊雑宮(いぞうぐう・いざわのみや)」を歩くコースや志摩地中海村(浜島町)や合歓の郷(同)を歩くコースを設定した。
横山展望台や波切漁港(大王町)などではヒオウギガイやアオサ汁の振る舞い、合歓の郷ではFM三重のパーソナリティーを務める広瀬隆さんとめるへん堂のスペシャルライブ、大会会場では1秒間に2.5回つくという恵利原の早餅つき(約500人前)など「おもてなし」も数多く用意した。
昨年の大会にも参加し今年も2日間参加した名古屋市在住の田中かの子さんは「焼き貝やアオサ汁などの『おもてなし』が(ほかの大会と比べて)すごい。景色もとてもすばらしいので満足度も高い。来年も参加したい」と感想を漏らした。
三重県ウオーキング協会(松阪市)の川嶋富門会長は「この大会は、尾鷲市で開催する『おわせ海・山ツーデーウォーク』と並んで『オールジャパンリーグ』に選ばれている。景色がきれいな上に、さまざまなバリエーションのコース設定が可能なので、リピーターを飽きさせないように毎年コースを変更することも可能なのが良い」と好評価する。
2日間の参加者は以下の通り。25日は、30キロ=528人、18キロ=630人、12キロ=718人、計=1876人。26日は、31キロ=186人、24キロ=361人、10キロ=640人、6キロ=471人、計=1658人。2日間合計=3534人。