謎の深海生物「ダイオウグソクムシ」丸5年絶食記録更新、ますます謎深まる

謎の深海生物「ダイオウグソクムシ」丸5年間絶食記録更新、ますます謎深まる

謎の深海生物「ダイオウグソクムシ」丸5年間絶食記録更新、ますます謎深まる

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 鳥羽水族館(鳥羽市鳥羽、TEL 0599-25-2555)で飼育展示中の謎の深海生物「ダイオウグソクムシ」の「No.1」が、1月2日で丸5年間の絶食記録を更新した。同日閉館後の18時から19時15分までの時間、エサやりを行ったが…。

謎の深海生物「ダイオウグソクムシ」にエサを与えたが

 「No.1」は、2007年9月9日に入館。2009年1月2日に約50グラムのアジを1匹食べて以来、何も食べていない。この日は、ブリの頭と内蔵、マグロの赤身と血合い、サンマ、ホタテ、鳥肉(手羽先)の5種類のエサを用意したが、反応はするものの「No.1」の顎は動かなかった。しかしながら昨年7月入館の「No.17」がマグロの赤身とブリの内蔵とホタテを食べた。

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 飼育研究部の森滝丈也さんは「『No.1』は今回も食べませんでしたが、『No.17』がマグロの赤身を食べてくれたので少しだけほっとした。次回はマグロを中心にエサをやってみたい」と話す。

 ダイオウグソクムシは、世界最大のダンゴムシの仲間といわれ、節足動物門等脚目スナホリムシ科に属する海生甲殻類。200~1000メートルの深海に生息し、落ちてくる魚の死骸などを食べ「海の掃除屋」と異名をとっていたが、「No.1」の記録更新で、さらに謎が深まっている。

 同館は昨年7月に、「へんな生きもの研究所」を開設。ダイオウグソクムシをかたどったマークをステッカーにしたり、5月に鯉のぼりならぬダイオウグソクムシのぼりを同館エントランスに揚げたりして、これまで同館を支えてきたラッコやジュゴン、スナメリよりもダイオウグソクムシに力を注いでいる。

 開館時間は、11月1日~3月20日=9時~16時30分、3月21日~10月31日=9時~17時。入館料は、大人=2,400円、小人=1,200円、幼児(3歳以上)=600円。

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