三重県の南部地方と位置づけられる伊勢志摩に初の大雪警報が発表された2月14日、二見興玉神社(伊勢市二見町)の海に浮かぶ夫婦岩(めおといわ)にも積雪が観測された。
伊勢志摩地方の大雪警報は、気象庁津地方気象台(津市)によると記録が残る1962(昭和37)年まで遡ってもない(それ以前の記録は残っていない)という(同気象台職員)。大雪警報は24時間の降雪量が20センチを超える(と予測される)時に発表。一般市民の観測によるものでは30センチ以上の積雪があった地域もあるという。
14日の深夜3時ごろから降り出した雪は、昼過ぎまで降り続き、温暖な伊勢志摩地方を白銀の世界に変えた。雪化粧した夫婦岩は、まるで墨絵を見ているようだった。
15日早朝から広域伊勢志摩圏内の各所では、雪かきや雪だるま作りに汗を流す住民たちの姿が見られた。