猿田彦神社の社殿新たに-造営工事を開始する祭典始まる

猿田彦神社の社殿新たに-造営工事を開始する祭典始まる

猿田彦神社の社殿新たに-造営工事を開始する祭典始まる

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 猿田彦神社(伊勢市宇治浦田)の本殿の修復や耐震化などを行う造営工事を開始することを神様に奉告し工事の安全祈願を行う祭典「御造営工事開始奉告祭」が2月24日、同神社で行われた。

猿田彦神社で「御造営工事開始奉告祭」

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 日本神話「天孫降臨」で、邇邇芸尊(ニニギノミコト)らを先導し道先案内をしたとされる猿田彦大神と、その子孫で現在の伊勢神宮の地を倭姫命(ヤマトヒメノミコト)に献上した大田命(オオタノミコト)を祭る同神社。猿田彦大神と後に結婚したとされる天宇受賣命(アメノウズメノミコト)も同時に境内に祭る。

 造営工事は、1期(2月~10月)、2期(2015年2月~2016年6月)、3期(2016年7月~2017年6月)を予定。1期では、猿田彦大神と大田命を祭る本殿の修復、大鳥居の改修、佐瑠女(さるめ)神社の新装、祝詞(のりと)殿・拝殿の耐震化と改修などを、2期では、社務所棟・参集施設の整備、参拝休憩所の改修を、それぞれ予定。3期では、旧参集所の改修、第三倉庫の改築、境内の整備などを行う。

 現在立つ本殿はもともと境内の中央にある方位石の場所にあったものを1936(昭和11)年に新しく建て替えるのと同時に移したもの。社殿の建築様式は「さだひこ造り」。1974(昭和49)年、1997(平成9)年の造営工事を経て今回2017(平成29)年が3回目の修復工事になる。これまでの造営工事は伊勢神宮内宮(ないくう)の式年遷宮後、約20年ごとに行われてきた。

 今後造営工事に伴い、神様を仮殿に遷(うつ)す「仮殿遷座祭」を4月11日に、本殿の造営工事が終了すると今度は神様を新しい本殿に戻す「本殿遷座祭」を10月24日の夜に、それぞれ執り行う(佐瑠女神社は4月25日に「仮殿遷座祭」、8月16日に「本殿遷座祭」を斎行)。

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