ブーメラン世界大会が4月13日~23日、オーストラリアのパースで開催され日本代表チーム「Samurai(サムライ)」が優勝し世界一となった。
ブーメランファストキャッチで日本記録を持つ志摩出身の濱口雅也さん
日本代表選手は三重県志摩市出身の濱口雅也さんのほか、本田健嗣さん(福岡県)、近藤優子さん(愛媛県)、栂井(とがい)靖弘さん(大阪府)、武富治樹さん、米谷(まいや)淳二さん(以上神奈川県)の計6人。濱口さんは2年ごとに開催されている世界大会に5大会(2006年~2014年)連続出場。2006年世界大会(日本・旭川)でファストキャッチ種目17秒66を出し日本記録を持つ。
団体戦には、国別で9チームと国際混合4チームの計13チームが出場。国別の内訳は日本1、アメリカ2、ドイツ2、フランス2、オーストラリア2。イタリア、スイス、ブラジルなどが1国でチームを作れず国際混合チームとなった。
1種目の競技に対して4人がチームを組み13種目で競技を行い、日本代表チームは合計40ポイントを獲得し優勝。国際混合チームの「Boomergang」と同点となったが国別で単独優勝となった。国別の2位・3位はアメリカチーム。
濱口さんは「初日の『チームアキュラシー』(いかに投げた地点の近くに戻すかを競う)で日本が1位を獲得し、初日の3種目を終えて1位を維持。初日1位になるとそのまま逃げ切れることが多く、チームの雰囲気はとても盛り上がり、いい状態のまま3日間を終え優勝に至った。全体を通して個人的にミスが出た時でも、ほかのメンバーの成績がよくそれを補うことができたり、チーム全体で成績が低迷した時には、競合しているほかのチームも同様によくなかったりするなど運も見方にできた」と振り返る。
団体戦の後2日間掛け行われた個人戦(6種目の競技)では振るわず、米谷さんが日本代表最高位の7位で、濱口さんは25位に終わった。