日米両ツアーを兼ねた女子ゴルフトーナメント「ミズノクラシック伊勢志摩」の最終日決勝ラウンドが11月9日、「近鉄賢島カンツリークラブ(6506ヤード、パー72)」(志摩市阿児町)で行われ、22歳の香妻琴乃選手が5度のプレーオフを戦ったが韓国の李美香(イ・ミヒャン)選手が抜け出し惜しくも初優勝を逃した。
11月8日~10日までの3日間繰り広げられた全米女子プロゴルフ協会(LPGA)公式戦。最終日は小雨の中で日米の女子プロゴルファー78人が熱戦を繰り広げた。
最終日1位タイに李選手とイルヒー・リー選手、日本の香妻選手の3人が並びプレーオフに突入。3度目のプレーオフで香妻選手がロングパットを沈めると誰もが優勝を確信した。しかしながらその後2人も負けじとバーディーを決めた。トータル5回のプレーオフを戦い、最後は李選手がセカンドショットをピンそばに付けバーディーでツアー初優勝を飾った。
李選手は、最終日を5バーディー2ボギーの3アンダー、通算11アンダー205(初日69、2日目67)でホールアウト。4位タイには、横峯さくら選手や上原彩子選手ら計9人が10アンダーで並ぶ混戦ぶりを見せた。20歳の鈴木愛選手は伸び悩み通算9アンダーで13位タイ(ほか3人)に終わった。
李選手には、賞金18万ドル(約2,034万円)のほか、伊勢神宮内宮(ないくう)のご神体とされる八咫鏡(やたのかがみ)をデザインした志摩市提供の真珠のネックレス(約120万円相当)が贈られる。
天候=雨、気温=16.7度、風向=西、風速=1.1メートル、ギャラリー=3695人(昨年は3812人)。