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鳥羽産カキフライや加茂牛カレーなどが食べ放題-「鳥羽マルシェ」

鳥羽産カキフライや加茂牛カレーなどが食べ放題-「鳥羽マルシェ」(鳥羽産の新鮮なカキフライを勧める平田さん)

鳥羽産カキフライや加茂牛カレーなどが食べ放題-「鳥羽マルシェ」(鳥羽産の新鮮なカキフライを勧める平田さん)

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 JAとJFが手を組んで今年10月14日にグランドオープンした施設「鳥羽マルシェ」(鳥羽市鳥羽、TEL 0599-21-1080)のレストランで提供しているビュッフェランチが現在、人気を集めている。

JAとJFが手を組んだ「鳥羽マルシェ」のビュッフェレストランのメニューは?

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 同施設は、第1次産業の振興と農漁村地域の活性化を図ることを目的に、JAの鳥羽志摩農業協同組合(志摩市阿児町)とJFの鳥羽磯部漁業協同組合(鳥羽市鳥羽)が3,000万円ずつ共同出資し設立した「鳥羽マルシェ有限責任事業組合」(同)が、鳥羽志摩の海産物と農作物を販売する「産直市場」と地物食材使用の郷土食を中心とした料理を提供する「ビュッフェレストラン」を運営。海のそばに建つ建物や周辺施設は鳥羽市が整備した。

 同レストランは、三重大学医学部付属病院栄養指導管理室室長の岩田加壽子さんらが、地元で取れる旬の食材が持つ力や栄養学的な機能性を生かし「健康」にも配慮した料理を1カ月ごと更新しながら提供。オープンしてから3回目となる12月のメニューには、伊勢志摩の冬の味覚を取り入れた。

 同施設販促・企画リーダー兼副店長の平田晋也さんは「今の季節のおすすめで、お客様の一番人気はなんといってもカキ。1日に提供する量には限りあるが、新鮮な鳥羽産のカキをフライにして提供。揚げたてで食べ放題なので、多い人は何度もおかわりし数十個を食べていく(苦笑)」と話す。

 12月5日からは、離島・答志島の桃取産の生ワカメをお湯にさっとくぐらせるだけで食べる「生ワカメのしゃぶしゃぶ」がお目見え。「とても柔らかくおいしいので、お客様の反応もいい」と自信を見せる(平田さん)。

 そのほかの12月のメニューは、答志島から直送した魚を使ったサワラの刺し身(刺し身だけは1人1皿)、ウタセエビのかき揚げ、スズキのフライ、キスの天ぷらなど魚料理は計11品。河井ファーム(志摩市阿児町)のブランド豚「パールポーク」と「船越味噌」(同大王町)の豚汁、木田牧場(鳥羽市河内町)で飼育した「加茂牛」のサイコロ状の肉が入ったカレーなどを地元野菜とアレンジした合計20品以上とバリエーションも豊富。

 平田さんは「料理は、答志島で35年間ペンションで料理を作り、地元の食材のことを知り尽くした料理長が腕を振るう。まだまだ宣伝不足だが、隣の魚屋さんでさばいてもらった魚の刺し身を持参することもできるので、もっと刺し身を食べたい人はぜひトライしてほしい。食べた食材は隣の産直市場で購入できるので、おいしいと思ったものは帰りにどんどん購入していってほしい。第一次産業をもっともっと盛り上げたいので」と思いを込める。

 施設の営業時間は10時~18時。水曜定休。レストランの営業時間は11時~14時、料金は大人=1,480円、小学生=980円、3歳以上480円(制限時間は1時間)。

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