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鳥羽の老舗旅館「戸田家」、客室7室を打ち抜きダイニングレストランに

鳥羽の老舗旅館「戸田家」、客室7室を打ち抜きダイニングレストランに

鳥羽の老舗旅館「戸田家」、客室7室を打ち抜きダイニングレストランに

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 鳥羽の老舗(しにせ)旅館「戸田家」(鳥羽市鳥羽、TEL 0599-25-2500)が8月、ダイニングレストラン「しんわダイニング 天・地・海」をオープンした。宿泊客だけでなく宿泊しない地元客や一般客も利用できるように開放した。

鳥羽の老舗旅館「戸田家」にダイニングレストラン「しんわダイニング 天・地・海」

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 「戸田家」は1830(天保元)年、伊勢市(旧山田町)で創業し、1946(昭和21)年に「鳥羽別館」として鳥羽市(旧鳥羽町)に新館を開設。前回の第62回式年遷宮(1993年)前の1991年に全室スイートルームの「嬉春亭」を敷地内に新設し、収容人数約1000人を誇る180室で営業していた。

 同レストランは、客室7室を打ち抜き約800平方メートルの1フロアに、土竈(かまど)や石窯(いしがま)、オープンキッチンなどを設置。料理人が客の目の前で調理するライブキッチンスタイルに変えた。客が好きなものを好きなだけ自由に食べることができるバイキング形式で料理を提供、一度に260人が利用できる。

 同社の寺田順三郎社長は「ダイニングレストランは、国内の旅行形態が団体旅行から個人旅行にシフトしていることやお客さまのニーズの変化などへの対応として、より良いサービス向上を目指すため。客室は180室から173室に減ったが…(笑)」と話す。

 メニューは、刺し身、揚げ物、焼き物など常時50種類以上を取りそろえる。土竈で炊くご飯は三重県が開発した新品種「三重23号」別名「結びの神」を使用し炊きたてを、ライブキッチンでは地魚の解体ショーを披露し新鮮な魚をすしにしたり刺し身にしたりして提供する。

 同館の林誠料理長は「お薦めは釜炊きのご飯。ぜひ味わって食べていただきたい。活気ある空間を目指し、料理人にもお客さまと元気にコミュニケーションを取るようにと指導している。今の所それが一番難しいようだが、少しずつ慣れてきている」と話す。

 宿泊客以外の一般利用は要予約。夕食と温泉のセットで大人=6,630円。営業時間は17時30分~21時。

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