日本で最初に「グランピング」施設を造りその名を広めた、アメリカンスタイルのオートキャンプ場「伊勢志摩エバーグレイズ」(志摩市磯部町、TEL 0120-592-364)に4月25日、新たにグランピング施設「グランピング・カリブ (カヌー付き)」がオープンする。
【その他の画像】夕食は本格的なアメリカンスタイルのバーベキュー
昨年10周年を迎えた同キャンプ場は、伊勢神宮の森から流れる清流「池田川」を源とする湿地帯に隣接している環境が、アメリカ・フロリダ州南部に位置する亜熱帯の湿地帯「エバーグレーズ国立公園」と類似することから「伊勢志摩エバーグレイズ」と命名。湿地帯を利用してカナディアンカヌーで探検する「カヌーエクスプローラー」は人気のアクティビティ。
「グランピング(glamping)」とは、「グラマラス(glamorous)」と「キャンピング(camping)」の造語で、高級ホテルのような環境やサービスを提供し、キャンプならではの自然を楽しむキャンプスタイルのことをいい近年、ヨーロッパやアメリカなどでも注目されている。日本ではいち早く同施設が導入し注目を集めている。
一昨年キャビンタイプの「カリフォルニア」を「グランピングプラン」として提供すると人気に火がついた。昨年「グランピング・サファリテント(カヌー付き)」を新装オープンさせると3カ月先まで予約でいっぱいとなりフル稼働。同施設の横山裕一ディレクターは「宿泊料金は決して安くないのにグランピングから予約が埋まっていく。マスコミの取材を多く受けたことも相乗効果をもたらし、キャンプ場全体の稼働率もアップした。『カリブ』の予約も4月2日から開始したがまずまずの滑り出し」と話す。
新たに完成した「カリブ」は計3棟。エアコンや洗浄式トイレ、冷蔵庫、電子レンジ、Weber社製のガスグリル、キャノピーベッドなどを備えた上に、建物の目の前に広がる2000平方メートルのプライベートラグーンは1棟ずつ仕切られ、備え付けのカナディアンカヌーで水面を独占することができる。そのほか、水上ファイヤーデッキやハンモック、アウトドアリゾートバスなども備え付けた。「バスタオルやアメニティー類など全てそろっているので手ブラでも安心」と横山ディレクター。
夕食、朝食の食材の準備もする必要がなく、時間になるとスタッフが届けてくれるという。横山ディレクターは「夕食には本格的なアメリカンスタイルのバーベキューを楽しんでもらえるように分厚い牛肉の1ポンドステーキ(2人分)をご用意。本場志摩産の伊勢エビやアワビが食べたい人には『近くのスーパーで購入して持ち込んでいただければ』と勧めている。その方が外食するよりも安上がりになる。朝食にはヘルシーなカリフォルニアスタイルのサンドイッチを当日の朝作ってお届けする。もちろんナイフやフォーク、皿などを洗って片付ける必要もない」と説明する。
料金は、「カリブ」=大人2人で4万4,800円~6万8,200円。「グランピングサファリテント」=大人2人で3万5,800円~5万2,200円。チェックイン=14時~16時、チェックアウト=~11時。