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皇学館大生がフリーペーパー発行目指し、クラウドファンディングで資金募る

皇学館大生がフリーペーパー発行目指し、クラウドファンディングで資金募る

皇学館大生がフリーペーパー発行目指し、クラウドファンディングで資金募る

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 皇學館大学(伊勢市神田久志本町)の学生3人が現在、クラウドファンディングを通じフリーペーパー発刊のための資金支援者を募集している。

【その他の画像】皇学館大学4年生3人がクラウドファンディングで資金集め

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 4月に「伊勢をあなたに届け隊」を結成した3人は、同大文学部国文学科に在籍する中村葵(あおい)さん、松島史(ふみ)さん、佐藤祐也さん。

伊勢志摩地域でものづくりをする12人をフィーチャーし、ものづくりへの思い、こだわりなどを編集したインタビュー構成というフリーペーパーは全16ページ。同学部准教授の岡野裕行さんと、地元でフリーペーパーなどの発行経験のある社会人の堀敬治さんをアドバイサーに据える。

 中村さんは「学生であれば将来、地元で就職するかどうか考えなければならない。その時にこのフリーペーパーを読んで自分の知らない仕事がまだまだあることに気付いたり、こんなに誇れるものがあるのかと自信をもってもらえたりするような、地元の魅力を知るツールとして活用してほしい。学生による学生のためのフリーペーパーを目指したい」と意欲を見せる。

 3人は現在、クラウドファンディングサイト「FAAVO(ファーボ)三重」を通じ、資金支援者へのリターン品のセレクトや、どこに取材に行くかなど細かい打ち合わせを重ねている。

松島さんは「(会議で意見が通れば)鳥羽でカキを作っている人に取材に行きたい。とにかくそのカキがおいしいのでみんなに紹介したくて(笑)」と話す。佐藤さんは「現在フェイスブックページでフリーペーパーの名前を募集している。3つの候補の中から選んでほしい」とも。

 岡野さんは「ビブリオバトルで知り合ったメンバーが中心となり、今回このような形で活動を始めた。3人は4年生だが、彼らの活動が刺激となって、後輩たちにその思いが何らかの形として引き継いでいってもらえたら」と期待を寄せる。3人は「まずは目標金額の25万円を達成したい」と意気込む。

 4月11日から募集を開始しており、期間は30日間。支援額は3,000円、5,000円、10,000円、30,000円で、それぞれに完成冊子と礼状、裏表紙に支援者名をクレジット表示するほか、支援金額に応じて、山口製麺(伊勢市大世古)の「伊勢うどん」、常若屋(同二見町)の「伊勢木綿のハンカチ」、山村乳業(同大世古)の「ヨーグルト」、みのなる森とこよの郷(鳥羽市畦蛸町)の「ブルーベリージャム」などのリターン品を用意する。

 4月24日現在の支援者は16人。達成度は74%で、18万7,000円が集まっている。同プロジェクトの詳しい内容は「FAAVO三重」サイトで確認できる。

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