ビーチバレーボールの国内最高峰「2015JVAビーチバレーボール シリーズA」が6月19日~21日、志摩市志摩町の御座白浜海水浴場の白砂輝くビーチの上で開幕した。日本バレーボール協会(JVA)主催。
【その他の画像】志摩市でビーチバレーボール国内最高峰「2015JVAビーチバレーボール シリーズA」
シリーズAは、JVAが昨年から新設したビーチバレーボール大会。全国5会場で戦い、上位チームから高得点を付与するポイント制で、上位8チームによるファイナル大会を行い、シーズン王者を決定する。
大会は、推薦8チームを除いた全チームが1回負けたら敗退のシングルエリミネーション方式で戦い、勝ち残った8チームが本戦に進出する。本戦では予選を勝ち上がった8チームと推薦8チームが4チームずつ計4つのプールに分かれて1回戦を総当りリーグ戦を行い、各プール上位2チームの計8チームを決める。その後はトーナメント方式で戦い、優勝チームを決定する。総額276万円、優勝チームには50万円の賞金が付く。
シリーズAの開幕戦となった「志摩大会」には、男子24チーム、女子19チームのエントリーがあり褐色に日焼けした選手たちは元気よく、砂浜の上でボールを追っていた。三重県内からは男女1チームずつ出場したが惜しくも予選で敗退。
今年1月からJVA組織内に新設されたばかりの「ビーチバレーボール事業本部」で副本部長を務める桐原勇人さんは「御座白浜海水浴場の砂質は最高にいい。それに地元市の職員や関係者、ボランティアなど、人が素晴らしい。毎年ここ(御座)で開催できればうれしい」とコメントする。
センターコートから最も近い場所(御座白浜海水浴場の真ん中)で旅館「みさき荘」(同)を営む郷士萬彦さんは「海水浴場として夏は大勢の海水浴客で賑わうがオフシーズンはとても静かなので、このようなビーチバレーの大きな大会が開かれることは大変ありがたい。『伊勢志摩サミット』開催地の賢島までも船で20分で行ける場所。サミット開催で盛り上がる伊勢志摩。スポーツイベントでも盛り上がり、賑やかになれば。毎年継続して開催してもらえれば」と期待を寄せる。
21日には鈴鹿市出身の元プロビーチバレーボール選手の浅尾美和さんや三重郡川越町出身のバトミントン女子北京五輪出場の小椋久美子さんらが選手の応援に駆けつける。
第2戦は「南あわじ大会」(兵庫県南あわじ市)6月26日~28日、第3戦は「行橋大会」(福岡県行橋市)7月10日~12日、第4戦は「大洗大会」(茨城県東茨城郡)7月31日~8月2日、第5戦は「若狭おばま大会」(福井県小浜市)8月7日~9日、「ファイナル大会」はグランフロント大阪(大阪市)10月3日~4日。