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少女マンガ5500冊、多気町・丹生大師表参道に自宅ミュージアム「少女まんが館」

少女マンガ5500冊、多気町・丹生大師表参道に自宅ミュージアム「少女まんが館」

少女マンガ5500冊、多気町・丹生大師表参道に自宅ミュージアム「少女まんが館」

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 丹生大師(にゅうだいし)として親しまれる「女人高野 丹生山神宮寺成就院」(多気町丹生)の立派な山門からまっすぐ延びた表参道沿いに8月19日、少女マンガ約5500冊を集めた自宅ミュージアム「少女まんが館TAKI 1735」(同)がオープンした。

【その他の画像】多気町にできた「少女まんが館TAKI 1735」

 東京都出身で日本橋のマンションから多気町に移住した志村和浩さんと妻のさくらさんが、自宅として使用している1階部分を改装し、毎週水曜だけ公開する同館。来てくれる人にリラックスしてもらえるようにとテーブルやいすなどを設置。カフェのような雰囲気のスペースだが、あくまでもプライベートな自宅の一室を一般の人に無料開放しているにすぎない。

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 蔵書のほとんどは、全国唯一の「少女まんが館」(東京都あきる野市)から提供を受けた。和浩さんは「『少女まんが館』の姉妹館的な位置づけで今後連携しながら運営していくことができれば。本家のマークは満月だが、多気店は三日月。(蔵書数でも運営面でも)満月を目指していきたい」と話す。蔵書は1980年代のものが中心で、「りぼん」「マーガレット」など週刊少女漫画雑誌も並ぶ。

 元々、2009年度から2014度までの6年間の三重県の事業「美(うま)し国おこし・三重」の地域担当プロデューサーとして三重のまちづくりに関わってきた和浩さん。仕事はまちづくりプランナー。この「少女まんが館TAKI」のプロジェクトは、和浩さんにとってはある意味まちづくりの実験プロジェクトの要素も強い。「水曜日だけのオープンにもかかわらず、遠いところからここを訪れてくれる人や、近くの人同士が会話を楽しみながらくつろいでくれたりしているのを見て、集まる場所、小さなコミュニティーが生まれていることに、やってよかったと実感している」と和浩さん。

 同16日に行われた内覧会では、紀北町在住で地元を舞台にした漫画「南紀の台所」作者の元町夏央さんも来場した。さらに、和浩さんがお勧めの本として紹介した「サムライカアサン」の作者・板羽皆さんの祖母の実家が隣町・大台町で偶然里帰りしていた板羽さんの耳に同館オープンの情報が届き、17日に板羽さん本人が来館するという「奇跡」も起きた。

 さくらさんが、店外に駐車する移動販売車でコーヒーなどの飲み物や近くでパンやクッキーを焼く店舗から仕入れた焼き菓子などを販売する。「コーヒー豆は多気町四神田の『B'sshoP(ビィーズショップ)』の馬場さんからこだわりのスペシャルティーコーヒー(400円)をドリップして提供。和紅茶みかんアイス(500円)は自分たちが管理しているミカン畑のミカンを使用している。お近くで今も製造販売している『弘喜堂(こうきどう)』さんの『しそもち』など地元のおいしい食べ物もどんどん紹介していきたい」とさくらさん。

 和浩さんは「駐車場も水曜だけ道路の向かい側に用意した。水曜だけのオープンですが自由にご利用いただければ」と呼び掛ける。

 開館は当面、水曜11時~18時。利用できるのは、中学生以上。

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