鈴鹿サーキット(鈴鹿市稲生町)国際レーシングコース(1周 5.807キロ)で9月25日~27日、F1日本グランプリ(GP)第14戦が開幕した。10チーム20台が参戦する。
注目は、2008年以来7年ぶりのホンダのF1参戦。英国・マクラーレンチームにパワーユニット(ターボエンジン・エネルギー回生装置・モーターなどの動力発生ユニット)を供給し、ホンダ創業者の本田宗一郎さんが情熱を傾けたサーキットに再びホンダマシンのエンジン音が響き渡る。
同チームには1988年からエンジンを供給。その年にアイルトン・セナがチャンピオンになると4年連続でドライバーとコンストラクター(マシン製造者)のダブルタイトルを獲得、輝かしい記録を樹立した。しかしながら現在までのポイントランキングは17ポイントで10チーム中9位。1位のメルセデスAMGペトロナスチームの463ポイントに遠く及ばない。ドライバーは、2005と2006年チャンピオンのフェルナンド・アロンソ選手と2009年チャンピオンのジェンソン・バトン選手。
25日のフリー走行は雨。26日は60分のフリー走行の後、15時から公式予選が、そして27日の14時に決勝レース(53周)がスタートする。バトン選手は「可能性は山ほどある。ここはホンダにとってホームコース。たくさんのファンの前で頑張りたい。日本は僕にとって特別。鈴鹿は世界で一番のサーキット」と話す。
会期中、GPスクエアのF1スペシャルステージ、レーシングシアター前のコチラレーシングのF1ピット、国際レーシングコースでのレジェンドF1デモランなどさまざまなイベントを用意する。決勝翌日の28日はF1ファンミーティングを開く予定。