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伊勢出身の桐島ココさん主演映画「スクール・オブ・ナーシング」先行上映

伊勢出身の桐島ココさん主演映画「スクール・オブ・ナーシング」先行上映(左から、足立内仁章監督、山際新平プロデューサー、桐島ココさん、脚本家の児島秀樹さん、山崎歩プロデューサー)

伊勢出身の桐島ココさん主演映画「スクール・オブ・ナーシング」先行上映(左から、足立内仁章監督、山際新平プロデューサー、桐島ココさん、脚本家の児島秀樹さん、山崎歩プロデューサー)

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 伊勢市出身の新人女優・桐島ココさん主演の映画「スクール・オブ・ナーシング」(監督=足立内仁章さん)の特別先行上映会が9月26日、三重大学(津市)三翠ホールで開かれた。

【その他の画像】主演の桐島ココさん

 熊本県人吉市が舞台の同作は、看護師を目指す看護学生が病院での実習などを通して自らの意志で命と対峙(たいじ)し成長していく過程を描いている。原作は山崎かおるさんの「『たまご』たちのお目醒め~看護学生の『心』を育てること~」(海苑社)。

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 桐島さんは看護師を目指す看護学生役、末期がんで入院する患者役に俳優の榎木孝明さん、その娘役で吹石一恵さんが友情出演する。桐島さんは末期がん患者からさまざまなことを学びながら、自分でできる精一杯の看護を行うが、やがてその患者を看取ることに…。

 桐島さんは、今年3月に神奈川大学(神奈川県横浜市)を卒業したばかり。大学在学中に撮影した三重県志摩市の中学校の廃校を描いた映画「校歌の卒業式~キボウノトビラ~」(2014年)で主役の新任英語教師を演じ、今月に行われた「賢島映画祭」で主演女優賞を受賞。「看護学生の気持ちになるために(1日だけではあったが)看護学校で一緒に勉強した経験は演技にも生かされた。実際にはとても大変なお仕事。1日中ほぼ『タチッパ』(立ちっぱなし)』だった。それだけでも私にはとても辛かった」と桐島さん。

 今回の先行上映会は、伊勢市出身の児島秀樹さんが脚本を、映画「ALWAYS三丁目の夕日」などを手掛けた志摩市出身の山際新平さんがプロデューサーを務め、桐島さんと合わせて映画に関わる主要な3人が三重県出身ということがきっかけとなり、医師や看護師を育てる医学部のある三重大学で行われることになった。

 現在三重県は、10万人あたりの看護師数で47都道府県中36位と、慢性的な看護師不足に悩んでいる。県内の看護師を確保しようと事業を進める三重県健康福祉部医療対策局地域医療推進課課長の加藤和浩さんは「映画を見ることで少しでも看護師を目指そうとする人たちが増えるきっかけになればと思う。今日始めて見せていただき、とても素晴らしい映画で率直に多くの人に見てもらいたいと思った。三重県としても可能な限り(映画を)バックアップしていきたい」と話す。

 上映会後に開かれたトークセッションでは、看護師を目指し勉強中の学生からは「実際の現場で起こっていることがリアルに再現されていて、涙が何度も出た」「患者さんから色々なことを気付かせていただき学んでいく姿に自分の体験と重なって感動した。多くの人に見てもらいたい」。看護師として現場で働く人からは「学生時代に実習で学んだ経験がよみがえった。当時使っていた教材を開いて勉強し直そうと思った」などの感想が寄せられた。

 同映画の公開は来春を予定。

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