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伊勢・神宮徴古館がリニューアルオープン、式年遷宮「御装束神宝」初公開

伊勢・神宮徴古館がリニューアルオープン、式年遷宮「御装束神宝」初公開

伊勢・神宮徴古館がリニューアルオープン、式年遷宮「御装束神宝」初公開

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 伊勢神宮の博物館「神宮徴古館(ちょうこかん)」(伊勢市神田久志本町、TEL 0596-22-1700)が耐震工事を終え10月31日、リニューアルオープンする。

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 ルネサンス式の重厚な建物の同館は、旧東宮御所(赤坂迎賓館)や奈良・京都・東京の国立博物館などを手掛けた片山東熊(とうくま)による設計。1909(明治42)年に日本初の私立博物館として開館した。1945(昭和20)年の空襲で内部と収蔵品を焼失したが、1953(昭和28)年の第59回神宮式年遷宮の記念行事として外壁はそのままに2階建てに改装し再建した。御装束神宝をはじめ国の重要文化財11点を含む、歴史・考古・美術工芸品など約1万3000点を収蔵・展示する。

 今回の工事で、入館口を本館正面に移し、その入り口すぐの部屋を式年遷宮の記録映像の上映や講演会などに活用できるホールに変更。展示の目玉は、第62回式年遷宮で役割を終えた神様の衣装や調度品などの「御装束神宝(おんしょうぞくしんぽう)」計714種1576点の一部や外宮の御饌殿(みけでん)を取り壊した際に正面部分だけを復元した展示物。

 特別展示として、前々回の1973(昭和48)年の式年遷宮で内宮の正殿に奉納された「玉纏御太刀(たままきのおんたち)」「須賀利御太刀(すがりのおんたち)」など御太刀9点が12月23日までの期間公開。明治時代まで御装束神宝は人目を避けるため焼却もしくは土中に埋められてきたが今回の展示で、1869(明治2)年に内宮の土中から発見された鎌倉~室町時代の御太刀5本(国重要文化財)も同時に公開する。そのほか第62回式年遷宮の「記録絵画」全32点も初公開。

 開館時間9時~16時30分、木曜休館。入館料は、大人=500円、小・中学生=100円(神宮農業館と共通)。

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