社会教育活動を実践する修養団(しゅうようだん)伊勢青少年研修センター(伊勢市宇治今在家町)で12月13日、恒例の「ふれあい祭り~愛の助け合いチャリティーバザー~」が開催される。主催は伊勢向上会、伊勢いなほの会。
【その他の画像】昨年の「ふれあい祭り~愛の助け合いチャリティーバザー~」
渋沢栄一や松下幸之助らの支援を受け、日立グループなど全国の企業の研修、真冬の五十鈴川で身を清める「水行(みそぎ)」や幼心に立ち返る「童心行」など3泊4日で行う「みがく講習会」、青少年を対象とした自然体験キャンプなどを行う修養団は、2016年2月11日に創立110周年を迎える。
同祭は、もともと毎月1回地元の青年たちが修養団に集まって勉強会を開いていた伊勢向上会が1990年から、地域の人との交流と社会貢献を目的に始めたもので、今年26回を数える。
昨年は修養団岐阜県連合会青年部灯会のメンバーや伊勢市内の社会福祉施設関係者、夏季キャンプや少年少女講習会に参加した青年リーダーらがボランティアとして参加。600人以上の人がチャリティーに協力し、37万6,797円の収益金を「幸せの種まき献金」に送った。
修養団所長の武田数宏さんは「出品される商品は、毎年修養団に研修に来てくれる企業の自社製品や社員らに呼び掛け集まった家庭で眠っているギフト商品などが並ぶ。ワイシャツメーカーからはワイシャツが、家電製品メーカーからは家電が、婦人服メーカーからは見た目で分からないような訳ありスーツなど、多くの善意の品が提供される」と説明する。
武田さんは「どれも新品なのでとてもお値打ち。毎年13時ごろにはほぼ完売となっている。修養団まで足を運んでいただき、チャリティーにご協力いただければ」と呼び掛ける。
開催時間は11時~13時。当日は、餅つきやカレーライス、綿菓子、ポップコーンなどの販売も行う。