今年10年目を迎えるコミュニティー大学「賢島大学」(志摩市阿児町神明、TEL 0599-43-6177)の講座が6月23日、広域通信制高校「代々木高校」の教室で行われる。
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賢島大学は、「伊勢志摩を元気に」と同校が立ち上げた「伊勢志摩元気プロジェクト」の一環。2007年6月にスタートした同大学は産・官・学・民の協働事業で運営し、伊勢志摩に住む人や伊勢志摩に興味を持つ人が、自由に思い思いのまま、地域の風土や歴史、文化などを学び体系化し、地域をさらに元気にしようとするもの。年10回以上の勉強会などを開いている。
本年度は伊勢志摩サミットが賢島で開催されたことから5月の講座を中止。6月2日に本年度最初の講座として「伊勢志摩国立公園物語」「アメリカの国立公園」について、伊勢志摩国立公園管理官の雨宮俊さんと前帝塚山学院大学教授の川上与志夫さんがレクチャーした。
2回目となる今回は、主要国首脳会議G7伊勢志摩サミットの主会場となった「志摩観光ホテル」前総料理長で現在顧問を務める宮崎英男さんと賢島に唯一ある水族館「志摩マリンランド」支配人の里中知之さんが講師を務める。
同大学事務局担当の西尾哲明さんは「講座に出れば、宮崎さんから『ココだけの話』が聞けるかもしれない。NHKで『水族館ガール』(毎週金曜、連続7回)というドラマが始まったばかりなので再び水族館が注目される兆しもある。サミットが終わって静かになった伊勢志摩がもう一度元気になるように仕掛けていきたい」と話す。
開講時間は19時~21時。入学には年会費3,000円が必要。入学は随時受け付けている。受講費は1講座500円。