志摩スペイン村パルケエスパーニャ(志摩市磯部町坂崎)を発着点とするマラソン大会「志摩ロードパーティ」が11月13日、的矢湾の入り江や太平洋が一望できる観光道路「パールロード」を使って開催された。
毎年4月に開催していた同大会だが、今年は5月に「G7伊勢志摩サミット」が開催されたため、テロ対策、警備上の問題などを考慮して11月に変更し通算13回を数えた。今大会では、パールコース(15キロ)、パールコース・ショート(約5キロ)、お菓子パーティラン(約3キロ)の3種目に限定。毎年実施するハーフ(21.0975キロ)、10キロ、バリアフリーパーティラン(2キロ)は行わなかった。
タレントの森脇健児さんもゲストランナーとして参加。開会式で「名前はロードパーティと楽しそうだが、なめたらあかんでぇ~。坂がムッチャきついから」と笑いを取りながら参加者に注意喚起していた。
快晴の秋空の下、志摩スペイン村をスタートした参加者は、的矢湾に架かる的矢大橋を進むと、景色はきれいだがアップダウンの激しいパールロードのコースに突入。折り返して戻ってきた選手の顔は険しく、額からは汗がほとばしっていた。
パールコース(15キロ)男子の総合1位は京都府宇治市出身の桂聡史さん(51分58秒)、女子は鈴鹿市出身の西尾有紀さん(1時間5分41秒)。パールコース・ショート(約5キロ)男子の総合1位は伊勢市出身の森正さん(17分27秒)、女子は松阪市出身の奥村 真尋(まひろ)さん(21分25秒)。
参加人数は、パールコース=2107人、パールコース・ショート=752人、お菓子パーティラン=1132人、合計=3991人。最高齢は83歳だった。