三重県営サンアリーナ(伊勢市朝熊町)一帯で開催している「第27回全国菓子大博覧会・三重(通称「お伊勢さん菓子博2017」)」が4月25日、5日間で入場者10万人突破した。
全国の菓子を一堂に集め、展示・即売する同イベント。約4年に一度開催され、前回は広島で開催された。同イベント実行委員会では期間中、約60万人の来場者を見込んでいる。
初日の開会式には同イベント名誉総裁の三笠宮彬子さまが出席し、「皇室の御親神(みおやがみ)として崇敬を集めた伊勢の神宮は『一生に一度はお伊勢参り』といわれ全国から多くの参拝客が訪れた。街道沿いの茶店のお菓子は歩き続けてきた旅人たちがひと時でも安らげるようにというおもてなしの心が込められてる。ご親縁をいただけるこの伊勢の地で菓子博の開催期間中、すばらしいお菓子の数々が、多くの人と人とのご縁を結ぶことと思う。お菓子がたくさんの人の心をつなぎ、日本そして世界へとつながっていくことを願う」とあいさつした。
開幕から5日たった現在、10時の開門前には多くの人たちが列をなし、開門と同時に赤福(伊勢市宇治中之切町)が限定販売する白小豆で作った白あんと通常の赤福餅を1粒づつ入れた「祝盆(いわいぼん)」(210円)と、江戸から明治にかけて作られていた黒糖味の「復刻版赤福餅」(1,100円)の整理券を入手しようとする人の姿で連日賑わいをみせている。
同泊事務局発表による、各日入場者数は、21日=1万1600人、22日=2万2400人、23日=2万7800人、24日=2万2100人。25日14時30分には累計入場者数が10万人を突破した。
10万人目の伊勢市二見町出身の八木里恵さんにはこの日、濱田典保実行委員長と同博スペシャルサポーターの夢眠ねむ(でんぱ組.inc)さんから記念品「三重のお菓子詰め合わせセット」などが贈呈された。
開催時間は10時~18時。入場料金は、大人=2,000円、シニア=1,600円、中・高生=1,400円、小学生=800円。駐車場は平日=1,000円、土曜・日曜・祝日=2,000円。5月14日まで。