大雨と大風の中、二見興玉神社(伊勢市二見町)夫婦岩(めおといわ)の前の海水に入って身を清める「夏至祭」が6月21日、同神社で行われた。
頭に日の丸のはちまき、ふんどし姿の男性、白装束姿の女性合計約200人が同神社の境内に集まると、体を温めるための船ごぎ体操を行った。日の出時刻の4時40分に一斉に海に入り、国歌「君が代」を全員で2回唱和した。
みそぎを終えた豊田市出身の女性は「今回初めて参加させていただいたが、寒かった。これまでの人生の中で久しぶりにがんばった」と話す。 現在、伊勢神宮内宮(ないくう)前「茶房山中」(伊勢市宇治今在家町)で個展を開催している書家の絲田季澪(しだきれい)さんは「五十鈴川では何度かみそぎをさせていただいたが、海の中では初めて。みそぐとはこういうことなのか」と納得していた。
同神社では7月14日に「大注連縄(おおしめなわ)曳き」行事が行われる。